依存体質ほど飲酒の代替行為に依存しやすい、だから断酒が続けられやすいのだという理論が発見されました。

酒やめて、1458日。

脳がご褒美をほしがっているから

断酒とは酒の代替を見つける行為であると、エラソーにこのブログで書いてきました。その代替行為の究極が、たぶん少し前に取り上げた「脳に直接電気信号」でしょうね(参考「ついに酒時代の終焉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!(かも?) 我々は歴史のターニングポイントを目撃しようとしている!(かも?)」)。これで脳内快楽物質を出すことができれば、人類は酒と決別することができます。たぶん。

「人類は」と書いたのは、酒飲むのって人類だけですよね。『はじめ人間ギャートルズ』では猿も飲んでいて、それを父ちゃんが横取りしていたりしてましたけど。

で、なんで酒が必要かというと、おそらく(定説かもしれませんが)人間の脳は高度に発達しすぎてその分、ご褒美――脳内快楽物質(=脳汁)をほしがるのです。その媒体として酒があるわけです。今さらですが。

そして、この脳汁放出を促す媒体あるいは行為を見つけてしまえば酒がやめられる、というか断酒が続けられるわけで、私の場合、それはランだったり筋トレだったり、究極はサーフィンだったりするのですが(参考「【お役立ち情報!?】断酒者が飲酒の代替行為としてサーフィンを始めるときのポイントをまとめてみたぞ!」)、ただ仕事や掃除でも、断酒さえしていれば、しょぼしょぼながらでも脳汁が出てくれることも発見しました。

そうした脳汁噴出行為のなかで将来的な「究極」は、冒頭に書いた脳に直接電気信号を送ることです。これはうつ病治療に使われるそうですが、今後、酒害が社会問題として大きく取り上げられるようになると、あるいは今でも破綻しているといわれる医療費問題がさらにクローズアップされると、一般のアル中、アルコール依存症にも適用される日が案外早く来るのではないでしょうか。いや、妄想なのかもしれませんが、ただ、私などは、世間に出ていく勇気が湧いてこないから(=うつっぽいから)酒を飲むか、でしたから、「需要」としてはある意味、電気信号によるうつ病治療とニアリーケースなわけですよ。そうした方も多いと思われます。そして酒の場合、そういうふうに気分を上げるために飲むのにも関わらず、常飲していると偽うつを誘発するのが悪質です。

甘味に頼らなくても脳は働くというけれど……

さて、脳汁噴出を促してくれる物質(行為)のなかでも、現時点で万人にとって一番手軽なのは、やはり甘味、スイーツてやつでしょうね。以前、こんな記事も書かせていただきました(参考「【お役立ち記事?】東京スイーツ屋さんものがたり」)。

酒やめると甘いものを異常に欲するようになるとはよく言われるところで、それは血糖値の問題など身体的な側面もあるのでしょうけど、脳汁という観点からも理に適っている(?)と言えるでしょう。

私も断酒して4年になんなんとするのに、甘味要求はとどまるところを知りません。とくに、仕事していて脳がなんか上手く働かないなあというときは、「甘味くれええええええ」「脳汁だしてくれええええ」と脳が訴えかけてきます。

これは、脳の働きにはぶどう糖が必須だから、と説明されますが、ただ、そのときに別に甘味を摂取しなくても、肝臓と腎臓がきちんと働いているのなら(「酒飲んでなかったら」でもありますね)、新糖質というものが生成され、それが脳に回るらしいのです。だから、脳が疲れた→甘いもんくれええええは、必須ではなく、要は依存体質なんですよ。

このように考察を重ねると、依存体質ほど代替物質(行為)を見つけやすく、それにハマりやすい、つまり、依存体質ほど、その気になれば断酒を続けやすいという理論がここに発見されたわけですねー。

とまあ、このように発想それ自体が楽観的になれるのも、断酒者の特性ではありますが。

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