酒やめて、「すぐに得られる快楽」では満足できない脳になってしまった件。

酒やめて、2150日。

飲酒の代替行為には2種類あった!

セミリタイヤ系のブログが好きで、よく読んでいるのですが、なかでも大御所というか老舗というか「ミクさん」のブログ(30歳1000万円でリタイア)はインスパイアされるところが大きいです。

私のブログでは、酒やめて自分時間を創出するということを一つのテーマにしているつもりですが(大げさ)、ミクさんのブログで訴えていることというかミクさんの生活は、人生すべてが自分時間とです。ある意味、究極です。

でもって、その時間でいろんなことを行っているわけですが、

悪い習慣=SNS、ゲーム、ジャンクフード、ファストフード、風俗、ショッピング、果糖ブドウ糖液糖、酒、麻薬、たばこ、ギャンブル

良い習慣=読書、瞑想、筋トレ、登山、水泳、粗食、節制、水シャワー

としています。

これもねー、めっちゃよくわかるんですよ。

これを断酒者に当てはめてみます。というのは、断酒とはいつも書いていますが、飲酒の代替として脳汁を噴出させてくれる行為を探すことであり、「代替」とは上記のものだったりします(「酒」除く)。

そして、ミクさんも指摘していますが、「悪い習慣=すぐに得られる快楽」(上)と「良い習慣=すぐに得られない快楽」(下)があります。

「すぐに得られない快楽」を意識できるから強いのだ!

話の前提として言っておくと、酒を飲むのはもっとも簡単に、そして強烈に脳汁を出してくれる行為です。つまりキング・オブ・すぐに得られる快楽です。

ではその酒をやめた代替として何を行うかですが、これは、下のほう、「すぐに得られない快楽」方が「有能」であると考えます。脳汁が出てくるまでに時間がかかる、あるいはそれを出すまでに労苦を伴うから喜びが大きい……というとあまりにも綺麗ごとに聞こえるかもしれませんし書いていても白々しくなるのですが、事実だから仕方ない……ということを、ミクさんのブログで再確認したかたちとなりました。

あと言えるのは、断酒行為は大いに自己肯定感を高めてくれますが、その代替としての「すぐに得られない快楽」もまた自己肯定感を高めてくれ、その相乗作用たるや! というのも掛け値なしの実感ではあります。

もちろん、代替行為の「はじめの一歩」として、すぐに得られる快感としての甘いもの摂取などがあり、私などはいまだにお世話になっています。ただ、そういう段階を経て、結局のところ、断酒の代替行為は「すぐに得られない快楽」にたどり着くと思います。

そして、すぐに得られない快楽でしか喜びが得られない脳になってしまうんです。これは、人生というものを俯瞰した場合、ものすごーく意義深いというか、おおいなる「コペ転」ではないかと考える次第ですよ。

断酒をしない限り、そうしたある種の「境地」はたぶん一生知らずにいただろうな、と。少なくとも私のような愚か者の場合。

いや、もちろんサーフィンとか登山といった「すぐに得られない快楽」をしながら酒も飲むという人も多いでしょう(大量飲酒者にはいないだろうが)。でもそういう人は、上記のようなことをあまり意識していないと思うんですよ。これをありがたい、なんにも代えがたいと感じ取れ人生に生かせる(?)のは断酒者特権であり、断酒がその人を「自分2.0」にしてくれる所以でもあると身勝手にも考える次第でございます。

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