電車の車内がデンジャラス。よくぞ数十年生き延びてきたものだと。

酒やめて、1127日。

数日前、新型肺炎に関連して、電車のなかで咳をした女性を高齢者が怒鳴りつけ、それを注意した男性と口論になったというニュース(youtube)がありました。これは、新型肺炎が生んだ特殊事例とは、あながち言えないのではないかと思ってしまいます。この手のトラブルはわりによく目撃するからです。

大きなトラブルに遭わなかったのは、運がよかっただけ!

私は酒をやめたとはいえ、夜中に電車で帰ることがあります。帰宅にいつも利用する路線は夜中まで激混みで、あまり冒頭のような文句マンが活躍(?)する余地はありません。乗ってるだけでせいいっぱいという状況ですから。ただし今回の事件の舞台(?)となった山手線は、かなりデンジャラスです。

山手線は一日中どちらの方面も混んでいる印象がありますが、夜中は区間によっては案外に空いていて、車内で酔っ払いがふらふらしていたり外国人が車座になって飲んでいたり、結構、危ない雰囲気です。

で、文句マンはそういう危ないぽい人間に対しては絶対に文句を言わないのですね。これは中国様に絶対文句を言わない大新聞や野党と似ていて笑えます。もちろん私も小心者がゆえに文句は言えません。

それはともかく今、夜中に電車に乗ってそういう状況に遭遇すると単純に怖いです。そしていつも思うことがあります。俺って飲酒時代、よくぞこんな電車に毎晩のように乗っていて、何のトラブルにも遭わなかったよなあ、と。ま、普通に考えて、単に運がよかっただけでしょう。

というのは、今でこそ、その手のデンジャラスな電車には素面で乗ってますので、何かヤバそうな状況になればすぐ逃げることができますが、飲酒時代はだいたい記憶が飛んでいる状態で乗っていたからです。ブラックアウトというやつですね。

ブラックアウト状態で、深夜の電車に乗るとか勇者すぐる……

ブラックアウトについては、アル中者はもとより多くの過飲酒者が経験しているところであると思われます。

あるところから記憶がなく、どこをどうやって帰ったかまったくわからない。気づいたら朝で、ちゃんと自宅のベッドに寝ていた。なにがあったのか、家人には恐くて訊けない、という状態ですね。ちなみに私の飲み友のなかには、むろん本人は覚えてないのですが、タンスの引き出しを開けてそこに小便をしていたという猛者(?)もいました。しかしそういう状態でも、帰っていることは帰っているわけです。

私にしても、武蔵小山で飲んでいたはずなのに、気がついたらなぜか東武東上線に駅のベンチに座っていたりとか、家に帰っても財布がなかったりメガネが壊れていたりさらにはコートに血が付着していたりとか、大きな紙袋がベッド横にあって、どこか深夜営業の古着屋で購入したらしいムートンコートが入っていたりとか、そういう小さい……こともないのですが、トラブルはありました。

でも怪我をしたりとか、警察に厄介になったりとか、そのようなことはなかったです。まさに奇跡としか言いようがありません。

ともあれ、ブラックアウトしてデンジャラスな電車に乗る。これって、ものすごいリスクなんですよね。今、素面で乗るのも怖いのに、ブラックアウト状態で乗るとか、ワニの池に裸で入っていくようなもんですよ。どんだけ勇者なんや、ということです。

まあ実際には小心者ゆえの防御本能が働いていたのでしょうが、私のかつての飲み友のなかには、酔っ払って電車の車内で大きな声を張り上げるような輩もいて、そいつと一緒に電車に乗ったことも数知れず、そういうリスクも含めてよくぞ今までサバイバルできてきたなあと心から思いますねー。

何も起こらないうちに酒やめといてよかった、ということです(笑)。

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