酒やめて、2532日
「飲酒」だけが例外のわけないじゃない
今回の令和6年能登半島地震を目の当たりにして、日本中の人が「他人ごとじゃない」「明日は我が身」という思いをいっそう強くしたのではないでしょうか。阪神淡路大震災から始まり東日本大震災や熊本地震などを経て感じていたそのような思いが、今回のことで決定的になったようでもあります。
前々から指摘されている南海トラフ巨大地震や首都圏直下巨大地震が明日起きてもまったく不思議ではないというか、正直もうすぐにでも起きそうな気もしますし、しかしだからそれに対して万全の準備をしようということにはならず、なんというか無常感のようなものを覚えてしまいます。個人的には。
さらに個人的なことを申せば、一昨年、一時はたぶんガンでしょうと言われ、また今も肺に影が見つかり検査結果を待っているところです。周りの状況を見ると、同年代でガンになっている人間は結構いますし亡くなった人もいます。
そんなこんなで、自分だけは大丈夫という正常性バイアスなど何の意味もないし、それが有害だということを超えて、少しでもそれを感じていた自分の無力感が半端ないです。
にもかかわらず、この正常性バイアスをいまだに持ち続けている人もいますよね。ご存じ、飲酒者さんです。自分だけは大丈夫と思っているのはもちろんご自由ですが、それを自分の優位性をアピールするために用いて、人に押し付けてくるところがタチが悪いです。
たとえば、常々自分は大丈夫と宣っている輩の一人は、私のアル中時代には、お前はアル中だ酒やめないと詰むぞと散々言ってきて周囲にもあいつはアル中だ脳が委縮していると言いふらしていたのに、今は、あいつみたいに酒やめたらもうおしまいだから我々は楽しく飲もうというふうになっています。
正常性バイアスの権化みたいなもんですわ。そして酒さんはそのように脳が働くよう魔改造します。
でも、世の中に「自分だけは大丈夫」なことはありません。自然災害であってもガンであっても、そして酒であっても、です。
能登半島地震で、その当然のことをダメ押し確認したかたちとなりました。
余談ながら「護民」だけはよろしくです
さて、能登半島地震について政府は台湾からの救援隊派遣を断りました。これについてはいろんな意見がありますが、救援上のテクニカルな問題も関係しているようです。
ただ私は別の理由から受け入れなくてよかったと思っています。なぜなら台湾からの救援隊を受け入れると中国も救援隊という名の軍隊を送ってくる可能性があるからです。何しろ一つの中国を標榜していますから。
ずいぶん昔ですが台湾の大地震の際、中華人民共和国の募金箱が設置されているのを見てびびったことがあります。台湾への募金はうちが一括して受け付けるということなのでしょう。それが彼らのメンタリティであり根本的な方針ですよ。
なので台湾が救援隊を日本に送るのだったらそれを指揮するためにうちも送るわ、ということになるように思います。そしてその「軍隊」はなんだかんだ理由をつけて日本に駐在し続けるでしょう。排除しようとすると戦争の口実にされます。
いろんな国に対して民族浄化や人権蹂躙、経済実効支配などを行っている中国ですが、日本だけは大丈夫なんていうのは正常性バイアスの最たるものでしょう。
ともあれ、いろいろきな臭いなか、政府にはとにかく日本国民を護る(=護民国家)ということをすべてに優先していただきたいものです。
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