今の日本は「酒レス・ミニマムライフで将来に備える」を実践するにあたって、絶好の社会環境かもしれないね、という話。

酒やめて、1874日。

オールドメディアによってもたらされた貧しさ造型とは

ちょっと前に「酒レスのミニマムライフをシミュレーションしてみる」という話を書かせていただきました。これに対する反論(?)として、そーはゆーても、しゃかりきに働いても貧しい人は実在しとるしー、というものがあると考えます。「稼ぎに追いつく貧乏なし」の一方で「貧乏暇なし」もあるということですね。先日の記事に登場していただいた「忙しい&金ない」の人も、その範疇かもしれません。

むろん、扶養家族がいるとそういうふうになりがちではあるでしょう。家族がいると、同調圧力によってもたらされた幸せというものを追求しますから。私なども、まさにそうでした(参考「酒による「ねばならない脳」に同調圧力が加わると、かなり強力な人生破壊兵器になるという件」)。

ただしお一人様あるいは戦略的お二人様――互いに自立していて、二人のほうが経済的メリットが大きいケースでは、実はあまりそういうことは考えられないのではないかと思うのです。

その理由についてですが、「働けど働けど暮らしが豊かにならない」は、いわゆるオールドメディアの戦略的な造型だという側面が確実にあります。極端な例を持ってきて、それをさも普遍的事実のように紹介し、「日本は暮らしにくい国だ」「政治が悪い」「そもそも日本人の国民性に問題がある」という、彼らのイデオロギーの具現化に用いていると言ってもいいでしょう。

で、個別の条件はとりあえず無視して、普通にしゃりかりきに働いても、それでも貧しさから抜け出せないのか、といえば、決してそういうことはないと思います(仕事があるかどうかということは、それはまた別問題として考える必要があります)。

今の日本でミニマムライフが実現できるこれだけの理由

と、そこから一歩進んで、ですね、しゃかりきに働かなくても、ミニマムに暮らせばいいんじゃね、それが自分の時間を最大限にし、さらにはストレスで脳を劣化させない方法だということを冒頭に引用した記事でも主張させていただいた次第です。

さらに論(?)を進めれば、その帰結として、しゃかりきに働くのは損だということになりますよね。このブログでも度々書いていますが、今は、たとえば一つの会社で一心不乱に働いてもなかなか報われない社会構造になってます。終身雇用も社歴に応じた昇進も崩壊していますし、ましてや老後の備えも自分でなんとかしろ〜!の時代です。たとえば年金ですが、iDeCoで将来に備える場合、別に雇用形態は関係ないわけですよね。

ともあれブラック労働やそれに近い労働(労働すると酒飲みたくなるタイプの労働!?)ではなく、ゆるワーでミニマムな生活をすれば、自分の時間が増え、そこで勉強をする副業をする投資をするといったことができ、またそれをやらねばならない社会構造になっています。

そして副業にしても、当然ながら時間の切り売りタイプではなく、たとえばYouTubeでもいいのでしょうけれども、やったことがストックとなるタイプの副業ですよね。仲間うちでは「ちゃりんちゃりんシステム」と呼んでいますが、黙っていてもお金が入ってくるシステムづくりというものがこれからは誰の人生にも必要不可欠であり、それは今、社会インフラ的には誰にでもチャンスがあります。

で、断酒ブログ的に言いたいのは、そうしたことが可能となる自分の時間をなるべく多く持てるライフスタイルにする場合、そしてそこで自分の頭で考えていく場合、大敵なのが酒ということになります。だからいつも書いている通り、労働でストレスを溜め、その解消のために酒を飲むのは非常に不合理です。

話を戻せば、自分の時間をなるべく多く取るという観点からすれば、ゆるワーとともに必要なのはミニマムライフですけれども、それは今の日本では非常にしやすいわけです。

とにかく日本は先進国の中でも画期的に低コストで生活できる国です。それはよく失われた30年に代表される停滞のおかげといいますしそれもそうでしょうが、やっぱり円の力が大きいと思うんですよ。

その偉大な円の力が陰りつつあります。したがってここしばらくが、ラストチャンスと言えるかもしれません。となれば、今が酒やめる最大のチャンスということにもなりますが何か?

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