ストロングゼロ「絶対もらえるキャンペーン」の意図するところを、余計なお世話と知りつつ考察してみた!

酒やめて、1266日。

ストゼロがなんか始めてるぞ!

コロナ対策のための消毒用アルコールを供給するとのことで生産休止していたはずのストロングゼロですが、またぞろ動き出したようですね。

全然知らなかったのですが、6月29日からキャンペーンやってます。「絶対もらえる」と銘打ってTシャツとパーカープレゼントです。

ちょっと前までは「肉と現金当たる」キャンペーンをやっていて、さすがストゼロ! とストゼロウォッチャーを喜ばせて(?)いましたが、今回は「絶対もらえる」というのがキモのようです。

ずいぶん前からやってたんですね。

Tシャツなら24本、パーカーなら48本飲めば「絶対もらえる」わけで、昔の私なら超絶楽勝やなという感じですね。

しかし、24本でTシャツというのは、いかにも大盤振る舞いです。

思えばビールや発泡酒を含むRTD飲料は、この手のキャンペーンよくやってますよね。私も飲酒時代は、よく応募シールを台紙にペタペタ貼ってたような。ただ当たった記憶がありません。ですから切手代だけかなり無駄に使っていたと思います。何しろ飲んでいたときは、二週間で家のプレハブ倉庫がいっぱいになるくらいでしたから、応募シールも大量にあり、何口も応募できたのでした。

ただ、それでも当たらない。それほどまでに、この手のキャンペーンは消費者からすれば割りがよくないんですよ。その点、今回は飲めばもらえる、しかも24本でオーケーというのは、やはり画期的というか、ストゼロらしい型破りさというか、あるいは悪魔のお誘いなのでしょうか。

キャンペーンの意図するところは?

Tシャツとパーカーのデザインですが、なかなかおしゃれっぽいです。黒スキニーにVANSのオールドスクールを履いた大学生が、Tシャツの上からこのパーカーを羽織ってても何の不思議がないような感じです。まあでも大学生ならシャレになるけど、おっさんだとシャレにならんでしょうなあ。完全に私はアル中ですと宣言しているみたいなもんですからね。

しかしなぜストロングゼロというかサントリーは、着る物を景品にしたのでしょうか。つまり自分がストゼロ飲んでるよということをアピールできるものを景品にしたのでしょうか。そこに悪魔の意図(笑)を感じるのは私だけでしょうか。

ストゼロ飲むことは全然恥ずかしいことはないアピールを皆でしようじゃないかと呼びかけているようでもあります。そう考えると、24本でゲットできるというお得感も納得できます。

ストゼロといえば、断酒者にとってはラスボスですよね(笑)。我々ジジイ世代はどうしても聖闘士星矢でたとえてしまうのですが、まあ冥界の王ハーデスみたいなもんですわ。

冥界の王、ハーデス! 車田正美先生漫画の文法通りの美形です。聖闘士星矢公式サイトより。

そのハーデスが打って出たわけですよ。私に忠誠を誓えば、ご褒美をあげよう、と。今回のTシャツとパーカーは、ハーデス配下の冥闘士が着用する冥衣(サーブリス)のようなもんですよ。

ハーデス配下の冥闘士が着用する冥衣(←「サープリス」と打って変換されるw)。これは天哭星のハーピーのもの。聖闘士星矢公式サイトより。

いつも言っていて恐縮ですが、飲酒のカジュアル化がアル中の入り口になります。そしてそのことを、冥界の王自ら宣言したわけです。ストゼロ飲むのってかっこいいぜ、と。これが何を意味するのかといえば、冥界の口を開けたことにほかならないのではないでしょうか。

なんていうと妄言めいてはいますが、ただ、オリオンビールは9パーセントRTD飲料の生産を中止しました。ストゼロは休止でしたが、こちらは中止です。これはやはり、社会的な影響を考えたそうです(参照「オリオンビール社長が語る、ストロング缶をやめた理由「黙っていられなかった」」)

と、まあそんなこんなで今後、高アルコール度数RTD飲料の動向は、いろいろおもしろいものがありそうです。元アル中として低みの見物、断酒者として高みの見物をしたいと思います。

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