酒やめて、2180日。
加齢とともにアクシデントが多くなる(泣)
先日、サーフボードが目を直撃するというアクシデントに遭遇しまして――といっても眼球にちょっと傷がついた程度で、「【メメント・モリ】断酒者の場合、「悔いなく生きよう」と「好きなことやってよかろうもん」はニアリーイコールである件」で書いた「死ぬ死ぬ詐欺」と同じく「大変だ大変だ詐欺」です(汗)。眼医者いわく「運がよかった」とのことでした。
まあしかし、アル中時代のブランクがあるとはいえサーフィンやって40年ほどになるのに、こんなこと初めてですよ。当然ながら、運動神経、反射神経の衰えも原因としてあるのでしょう(もとからなかったところ、さらに衰えた)。
私の場合、昨年は白内障手術や肝腫瘍摘出手術を受けたのですが、そうしたことも含め、ジジイになると身体上のアクシデントが増えてきます。そこで考えるのは当然ながら、この上、酒を飲んでいたらどうなっていただろうということです。
いや、身体上、と書きましたが、身体上に限らず、加齢とともに想定外の事態が人生には多くなってきます。突然、仕事を打ち切られたりすることもあり、まさに「昨日と同じようには生きられない」のですよ。
でもって、飲酒習慣が深度化していると、その人生の想定外の事態に対応することがなかなか難しいのです。そして新たな災厄を招きます。眼球直撃の件でいえば、病院に行かず眼球が化膿したり、とかですね。うー、ぶるぶる……。
まあ、私の周りにも「病院よりも居酒屋」の人はいますし、むろん他人事じゃなく、飲酒時代の私がまったくそうでした。酒飲みながら、例のセリフを吐くわけです。「消毒、消毒!」って。
酒飲んでると「想定外」に弱くなるのだった!
いつも書いていることで恐縮ですが、飲酒習慣があり、それが深度化すると、時間とお金とエネルギーを徹底的に奪われます。そして、酒飲む以外のことに備える余裕がなくなります。このあたりは経験的にそうであり、このブログでも、たびたび話題にしてきました(たとえば参考「酒を飲み続けていると、「いつかやろう」の「いつか」が永遠にやってこない件」)。
でも若い時って案外それでも何とかなったりします。そもそも大病や運動神経反射神経の衰えによる怪我などはあまりありませんし、時間やお金やエネルギーがパッツンパッツンであるところに想定外が起きても何とか乗り越えられる。
でもある程度歳食うと、酒とともにある生き方では、「想定外に備えられない」がどんどん顕在化してくる。そういうことがたび重なると、人生はどんどん悪い方向に行ってしまうのですよね。
逆に、酒を飲まないで、常に時間的にも経済的にもエネルギー的にも余裕を持っていることで、想定外に備えられ「被害」を最低限にできる。これが人生が好転するメカニズムになっているのではないかと、今回のささいなアクシデントを契機に改めて考えた次第でございます。
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