対高齢者の社会構造は「自然に酒やめられる」を大前提にしている件。

酒やめて、2178日。

酒飲んでいたら老人ホームに入れない!?

毎年年賀状をいただいている大学時代のゼミの指導教授から今年は年賀状が来なかったので、ゼミ友に連絡してみたら、老人ホームに入っているとのこと。ゼミ友にはそのような連絡があったのです。これが人望というか信頼度の差か(悲)。

それはともかくその時にゼミ友とちょっと話して、「【悲報!?】僕たちには、老いて飲酒習慣を続ける自由さえない」で書いたことを伝えたのです。要は、飲酒習慣があると老人ホームに入るのにも苦労するということです。

ゼミ友は奥様共々かなりの呑兵衛で二人での晩酌が楽しみといったライフスタイルであり(奥様は居酒屋でナンパした)、子どももいないので老後は二人でホームに入って楽しくやろうと計画していたらしいので、マジかよそれは困るなあと反応しておりました。

実は老人ホームが飲酒NG(飲めるところも探せばあるが希少)であることは、あまり知られてなくて、なおかつ日本の大問題だと思います。日本人男性の習慣飲酒率は減ったとはいえ30%超えていて、どうするんや、ということですよ。

歳取ったらだんだん酒に弱くなり、やがて飲めなくなる。そういう人も多いでしょうし、現に私の周りにもいます。そして「そういう人」を前提に対高齢者の社会構造が組み立てられているのですね。

普通に飲んでいる人が一番ヤバいのだ

でも、歳食ってもまだまだ意気軒高に飲める( -`д-´)キリッという人もいるわけです。うちの父もそうです。肝臓その他の数値も正常です。しかし、そういう人は、老人ホームをはじめとした社会システムに「乗らない」のですね。

加齢とともに肝臓が弱って飲めなくなるのが理想(?)のところ、いわゆるエリート肝臓の持ち主だといつまでも飲めるわけですよ。でも老後、社会のシステムに乗っかろうとしてもそれはなかなか難しい、と。

そして自分の老後を、「飲む」という自分のライフスタイルに合わせようとすると、お金もかかるし家族の協力も必要です。

そしてこれは、アル中アル依とかそういうことでなく、冒頭のゼミ友のように、一生楽しく飲もうと計画(?)している人にも当てはまります。

逆にアル中ならまだ良いのかもしれません。なぜなら、老人ホーム云々の前に寿命が尽きるでしょうから。

そのように考えると、歳とっても肝臓などが壮健であり毎晩普通に飲んでいて、しかし体力的に他の趣味ができず酒だけが楽しみという人は「捨てられた民」になってしまう。あーその前に酒やめられてよかった、と屈折した優越感を持ちつつ考えた次第であります。ここでも断酒者大勝利―の局面があるわけですねー。

まあゼミ友は横浜の土地持ちなんで、なんとでもなるのかもしれないですけれども、私の場合は、マジやめててよかった、ですわ。

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