酒飲んでいると「プリテンド・ビシー」しなくちゃならないから辛いよね、という話。

酒やめて、2124日。

「忙しい?」とか訊いてくる輩がウザいんですよ!

ちょっと前の「【行きたくねー!】忘年会は、飲酒習慣がつくり出した幻想か」という記事のなかで、酒を飲んでいるとプリテンド陽キャになり、つまり陽キャを装うようになり、それが自分の素だと思い込み、もちろんいいこともあるけれども、結果的には自分で自分を追い込んでしまう、という主張(?)をしました。そして酒をやめると素の自分に戻れるので、まあ非常にラク~なわけです。

さらに酒を飲んでいると、プリテンド・ビジー、忙しさを装うことにもなりがちであるという話を今日はしたいのです。誰にも頼まれちゃいませんが。そしてこれには二つの局面があると思います。

それにしても酒を飲んでいる人間、とくに自分は適正飲酒者だとアピールする輩というところの者は、無駄に忙しさアピールをしてきます。別にマウント取りたいわけじゃないんでしょうけれども、会うたびに忙しい忙しいと言っています。むろん、ほんとに忙しいのでしょうが、ウザいのは、お前はどうだと訊いてくるところですね。

忙しいかと訊かれて「ヒマですぅ」と答えるラクさ

酒を飲んでいると忙しくなります。私のような者でも、飲酒時代は、めっちゃ忙しい時も多々ありました。だからといって稼げたかというと、悲しいかなバブル期を除いてはそんなことはありません。酒を飲んでいると、とにかく時間が強奪される。そして残り(?)の短い時間で、なおかつぐじゃぐじゃな頭で仕事をやろうとしますので、効率も悪いしそりゃ「忙しい」と感じますわ。

また私の周りには、昼に起きてそこから仕事するのがイケてる業界人だと思っているような人間がいますし、そういう人だって普通に夜は飲んでいるので、これまた「忙しく」もなるでしょうよ。

で、この辺は物理的な側面ですが、もう一つ恐ろしいことがあって、酒を飲んでいると、飲んでいることになんとなく引け目を感じます。少なくとも私はそうでした。つまり、仕事をまともにやれてないと思われてしまってるんじゃないかという気持ちを、いつもどこかに抱えていたんですね。びびって生きていた、と言ってもいいかもしれません。

自称適正飲酒者の「自分はきちっとコントロールできるから酒を飲んでいい」「仕事はきちんとやってる」という、神秘的なまでに共通した主張も、ベースにあるものは同じであると思われます。彼らもどこかに引け目を感じているのでしょう。

だから「プリテンド・ビジー」になる。私のアル中時代は、「自分はきちっとコントロールできるから酒を飲んでいい」とは思ってもないし主張してもないけど、ただ引け目があるので、忙しいかと訊かれて、まあ、そこそことか言ってました。これは結構疲れるんですよ。

で、酒やめてからは、「いや、暇です( -`д-´)キリッ」と言えるようになりました。そうするともしかしたら仕事回わしてもらえるかもしれないし、そうじゃなくてもそれ以上は訊かれないのでラクです。なかには、それじゃ困るだろーと上から言ってくる輩もいますが、いやー〇〇さんみたいに第一線でご活躍できるなんてうらやましいすよ(棒)、と言うだけです。

とまあ、とにかくプリテンド・ビジーしなくて良くなるというのも、断酒のいいところだなーと思うのです。これもまた断酒が人生をラクにしてくれる一局面でですね。

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