酒やめて、2288日
みんなできることが俺だけできないのだった
ちょっと前に「【超絶遅すぎ(悲)】酒やめて、ルーティンが心を整えることにようやく気づいた愚か者がいますよ」といった話をさせていただきました。
それにしても今、「整う」ことがいかに大事であるかを実感しており、逆に言えば飲酒時代をいかに整っていなかったか、ということですわ。
そう考えると、酒をやめるとは、普通の人が普通にできることをできるようになる、という側面があるのかもしれません。
そもそも私などは、そんなに酒を飲んでなかった学生時代から、みんなで一緒にサーフィンに行った際、海からあがってはっと気づくと周りにいる全員がもう既に着替え終わっていて、ウエット姿でぼーっとしているのは私だけ、みたいな状況が結構あって、お前さあなんでみんなができることがお前だけできないのと、言われたりもしておりました。
ちなみに学生時代はそんなに飲んでいなかったと記しましたが、飲みたくても経済的に飲めなかったのです。もちろん学生だからというのもありましたが、そもそも当時、酒というものが他の物価に比べ相対的に非常に高かったのですね。発泡酒や第三のビール、缶チューハイなどもありませんでしたし。それが今やアルコール分9%の缶チューハイが、PBなどだったら350mlで88円とかで売ってますからねー。まさにアル中製造社会ではあります。
それはともかく、そんな私が断酒してからというもの、一応は人並みのことができるようになった、すなわちあまり酒を飲んでいない時代よりも成長できたのだから、断酒は人間をver2.0にしてくれるのだなあと思ったりもします。今や、海から上がればさくっと着替えもできますし。とまあ、ジジイになってそんな感慨を持つこと自体、馬鹿そのものですけど。
断酒erには特殊能力が備わっているのだ!
前置きが長くなりましたが、そうした断酒erの特殊能力(?)からすれば、「整っていない人」を見分けることができるということを言いたいのでありました。
なぜこうした能力が必要かというと、整ってない人は、意味もなくマウント取ってきたり、八つ当たりしたり、他人のせいにしたり、わりとそういうことをしがちだからです。大げさに言えば、サイコパス的な行動をとってくるのですよ。
まあ、そりゃそうですよね。整ってないということは、生活がぐじゃぐじゃの可能性があり、そうであれば人に気を遣うゆとりなんてありませんもん。そしてそれを発散したいから他者を攻撃するというパターンに陥りがちです。
サイコパスといえば、我々ジジイ世代が高校生だった頃、大ヒットした曲にトーキングヘッズの『サイコキラー』がありますが、冒頭の歌詞は
俺は現実に直面することができないようだ
体も神経も緊張しまくってリラックスできない
俺のベッドは燃えているから寝られやしない
俺に触らないほうがいいぜ、痛い目にあうからな
(訳詞はリンク先動画より)
という一節であり、まさに「避けるべき人間」の心の中はそのようになっていると考えられます。なぜわかるかというと、自分がまさにそうだったからです。
だから、断酒erは経験則的に整ってない人間、すなわち避けるべき人間をかぎ分けることができ、結果的にその人間から与えられるストレスを未然に回避できる。特殊能力ちゃー特殊能力です。
というふうに、断酒erの立場から記してきましたが、アル中時代は、まさに自分が他者にとって「避けるべき人間」だったのです。酒やめてそういう要素がなくなるという一点を取ってみても、「酒やめると人生が好転する」のは当たり前ということになりますよね。
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