酒やめて、１１７２日。
家の中の雑事は、酒飲んでたらできない！
巣ごもり生活に突入して一週間が経ちました。ほぼ外出していません。で、当初に計画したこのブログや本業のほうのホームページのメンテナンスなどはなかなかできてないのが現状です（参考「二週間の巣ごもりライフで人生がどう変わるか。酒やめたことが超ラッキーだったことを証明するぞ！」）。とにかくこの際だからやってしまうという、家の中の片付けの諸々が山ほど出て来てしまったので。後は仕事の仕込みでもやっておかなきゃいけないことがありますし、普段よりも忙しくなってしまったような気さえします。
で、当然のように今やっていることは、酒を飲んでいるとできないわけです。たとえば皆さんも、通販生活でダンボール問題に直面していると思いますが、ダンボール箱を壊してサイズごとに並べて紐で縛るなんてことは、結構根気が要るし、頭も使いますので（私にしては、ですが）、酒を飲むと、もうそういうやる気がなくなってしまうのですよ。
あと余談ながら私、断酒してからというもの、シャワートイレの交換やパソコンのメモリ増設、あるいはG-SHOCKの電池交換といったことを成し遂げました！ 飲酒時代ではまったく考えられないというか、やろうともしなかったですね、これらのことは。
こういうのって、自分には必ずできるという確信がないとできないものじゃないですか。飲酒時代はやろうと思っても、たぶん自分には無理だという、逆の意味での確信が先に来てたのでやらなかったのです。ところが飲んでないと、まずセルフエスティームが大きくなり、自分を信じてやることができる（参考「セルフエスティームをアップさせるための、一番簡単な方法」）。あるいは、もしできなかったときはどうすれば良いかということを常にマネジメントしながら取り組める。それが飲んでない効果だとは思います。て、そんな、G-SHOCKの電池交換するのに、セルフエスティームもなにもあったもんじゃないですが（笑）。
酒飲み「おれってすげー企画持ってるんだよ」←（笑）
では逆に、酒を飲みながらでもできることは何だろうと考えてみます。忙しいと言いながら我ながら暇なことですが（笑）。
まずですね、皆さんが暇ができたらやりたいと思っていることの一つにパソコンのデスクトップの整理があるのではないでしょうか。これは案外、酒飲みながらでもできそうな気がします。デフラグなんかは時間もかかったりしますし、そのスキマを酒で埋めるのも良さそうではあります。断酒ブログで言うことじゃないですが（笑）。
後は退屈なコンテンツの消費ですね。これはですね、ほんとに酒を飲まないとやってられないです。映像コンテンツにしてもゲームにしても。ロールプレイングゲーム系の「経営」で退屈なコマンド出しの連続なんてのは、その典型ですね（参考「断酒して、コンテンツに対する考え方が変わったという話」）。ま、やらなきゃいいんですけど。
もう一つは「アイデア出し」の類ではないでしょうか。酒を飲むと何かが降ってくる感覚はどなたも経験してると思います。やはりこれはドーパミンの影響でしょう。脳が一時的に活性化します。
いわゆる創作者は、降ってきたアイデアをそのまま書き連ねれば良いと思われるので、それもありなのかもしれません。だから中島らもさんにしてもまんしゅうきつこさんにしても、酒に走ったりしたにかもしれません（参考「壇蜜さんのお相手とアル中の意外な関係とは？」）。
ただ一般人はどんなに良いアイデアを考えついても、それをビジネスとして着地させなきゃいけないわけですよ。それには下調べも必要ですし、企画書づくりも必要です。こういう作業は当然ながら、酒飲んではできません。アイデア勝負だけで生きている人は、ある程度お酒飲んでもいいのかもしれませんが、そういう人は稀でしょう。着地が必要な仕事をしているほとんどの人は無理です。
でもまあ、世の中にはいますよね。皆さんの周りにもいると思います。俺ってさあ、すげー企画持ってるんだよ誰か買ってくれないかなあ、てなことをよく言ってる人（笑）。皆さんも軽蔑してると思いますけど、そういう人ってわりに大酒飲みだったりします。
そのように考えていくと、世の中にあるタスクの中で、酒を飲んでもできる、あるいは酒を飲んでたほうがやりやすいということは、一割もないという結論に達します。もとアル中・現断酒者の私が言うんだから間違いありません（笑）。
結局、飲まない方がいろんなことができるんですよ。これはいくら強調しても強調しすぎることはありません。それを巣ごもり生活であらためて確認している次第です。
