酒やめて、3001日
デコルテポーズキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
MLBが開幕し、大谷選手の新たなポーズが話題になっています。「デコルテポーズ」というものだそうで、ご自身が出演しているコーセーの美容液デコルテのコマーシャルを模したものですね。ドジャースの打者全体にも波及しています。
大谷選手の功績として、男性のスキンケアを一般化させたことがあると思われます。大谷さんがやっているんだからわしらがやってもよかろうもん、てな具合です。とくに運動部男子は大谷崇拝者が多いので、あっという間に広まったといいます。まあしかし大谷選手がコマーシャルしているデコルテなどはめちゃお高いので、「かあちゃんデコルテ買ってーな」と言われる親も大変だと思いますが。
と、そうしたなか、私はついに日傘男子小学生を目撃してしまいました。女子高校生の日傘はわりに見ていたのですが男子小学生は初めてです。もしかしたら「〇〇ちゃん〇〇ちゃん、陽射しが強いいから日傘しないと、お父さんみたいなシミだらけの薄汚いおっさんになっちゃうわよ」とお母さんに言われたのかもしれません。いずれにせよ、小学男子が日傘を持っていたって、学校で揶揄されるような世の中ではなくなっているのは事実でしょう。
大昔、小山田圭吾さんが「THE SUN IS MY ENEMY」と歌い、これは夜遊び好きの僕らにとって、ということだったのですが、そうではなく物理的にすべての人にとってサン・イズ・エネミーになっている。それほど太陽は年々凶悪化しています。
なので、若いうちからのケアが重要ということもほんとに一般化していますよね。そうでないと、薄汚いジジイまっしぐらというわけです。
肌はやっぱり「課金」ですがな
私などはサーフィンをやっているのでやっぱり気をつけますよ。冬でも白塗りにして帽子をかぶるのはもちろん、終わった後は必ずケシミンクリームを塗りたくるといった塩梅です。これ以上、薄汚いジジイになるわけにいかんので。
ただし我々世代の場合、薄汚いジジイになっても別に構わない人もいるわけです。老後の備えが充分で、完全に引退できる人ですよね。が、そうじゃない私のような人間もいる。低年金だったりで老後の安定がなく、「死ぬまで働け」というか、ともかくなんらかのかたちで社会と関わりを持たなきゃいけない。そうしたときに、老人性のシミを浮かび上がらせた薄汚いジジイでいるといろんな意味で損をしますし、大げさに言えばサバイバルにも関わります。つまり、薄汚いジジイになる自由すらもうないのですよ。
そしてジジイの間でもよく知られるようになりましたが「肌は課金」です、やっぱり。大谷さんのデコルテじゃないけど、お金をかけたらかけただけ応えてくれる。実際、私の友人でディオールなどの高い美容液を使っている人間はいますが、肌はめっちゃ綺麗です――そいつは、自分に合わないと感じた高価なスキンケア製品を気前よく私にくれたりするのだが、娘がそれを目ざとく見つけて「パパにはもったいない」と言って持っていってしまう。
今や「酒に課金」している場合じゃなく「肌に課金」の時代なのかもしれません。
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