酒やめて、１０９６日。
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断酒４年目突入です。当初は１年くらいはとりあえずがんばってみようてな気分で始めたのですが、さまざまな要因に恵まれ、何とか３年間続けることができました。これについては昨日書いてありますので、参考にしていただければ幸いです（参考「酒やめてまるまる３年。自分なりに「断酒のコツ」をまとめてみた！」）。
「ケンカはやめた。だから、もう負けない。」
そして昨日書いたことのほかには、やはりこのブログを始めたことも大きいと思います。私は自分の本業に関連するブログをやっていたのですが（今は放置気味）、これがまあ毎日のｐｖが「３」とか「５」だったのです。しかしこの断酒ブログは、多くのｐｖ（あくまでも私にしては、ですが）をいただき、やはり断酒というものに対する世の中の興味と関心の高さを感じてしまいます。時代はやっぱり断酒ですねー。こんなブログでさえ一定のｐｖをいただけるのですから、我々人類は有史以来はじめて、酒が要らない社会を迎えようとしているのかもしれません（笑）。
さて、断酒４年目を始めるにあたって、このブログタイトルについて説明させていただきたいと思います。誰から訊かれたわけでもないのに、我ながらいじましくも浅ましいことですが、ただブログタイトルに込めた私の思いが、もしかしたら参考になる方もいるかもしれないので。
と、とてももったいぶりましたが、なんのことはない、これはですね、「ケンカはやめた。だから、もう負けない。」という、昔の広告コピーのまんまパクリです。申し訳ありません。
この広告コピーは、ジーンズメーカーのビッグジョンのもの……、と実は長い間思い込んでいたのですが、今調べてみるとパルコでした。あと、よくよく見ると「だから」の後に句読点があるのですね。そんなことも忘れておりました。こうしたことも、アル中脳の弊害かもしれません。
このコピーの作者は仲畑貴志さんというその道の大御所です。いわゆるコピーライターブーム（もう知らない人も多いだろうなあ）をつくった立役者の一人ですね。
仲畑さんは随分とやんちゃな高校時代を過ごしていたらしく、喧嘩に明け暮れていたようです。ですから自らの体験と重ね合わせているのかもしれません。
私などは地味な高校生で、当時は喧嘩をするような人イコール陽キャみたいなところがありましたから、その手のこととはまったく無縁でした。ではこの価値観がわからないといえばそんなことはありません。つまり喧嘩はもうしないと決めることによって、一つステージを上げる、大人になる、ということですね。
実は断酒も、新しいステージに自分をアップさせる効果があるのではないか、という理由で、こうしたブログタイトルにした次第です。
自分に対する信頼アップ→もう人生こわくない！
私は、酒を飲んでいた頃は、いつも何かに監視されいつも何かに怯えていたような気がします。人生を恐がっていた、あるいは怖がっていたのです。今考えると、これは酒が「人生はこわいものだよだから俺が必要なんだよ」と脳に囁いていたからです。このブログでもこれまで書き連ねてきましたが、酒による自作自演、マッチポンプですね。酒は、そういう意味では本当に悪質です。
しかしながら酒をやめると、もう逃げ込む先がないわけですよ。いやがおうにも自分一人で生きていけなければいけない。どんなにつらいことがあっても、です。そうするとですね、自立心のようなものが生まれる……て、この齢になってそれを確立するなどまったく恥ずかしい話なのですが、とにかく自分に対する信頼が大きくアップして、結果的にもう人生がこわくなっているのです。それを自覚したから、このブログを始め、このようなタイトルにしたわけです。
と、４年目にあたり偉そうなことを長々と書きつらねてきましたが、言いたいことは一つです。
酒やめると、人生こわいものなしです。
