酒をやめて何年経とうが、食道がんは「許しちゃくれねえ」らしい。

酒やめて、2824日

齢食ったら真っ先にがんを疑え!?

私事で恐縮ですが、二週間ほど前から喉の調子が悪く、ヒリヒリする、熱っぽい感じがする、咳が出る、痰が喉奥に貼り付いている、といった症状がありました。でもって一週間前にスンドブを食べたのですね。すると嚥下するとき、ヒリヒリ感がめっちゃ強まったのですよ。こりゃなんかヤバそうだぞと思いネットで調べてみると(私は昔から、ネットや家庭の医学で病気のことを調べるのが大好きな変態です)、まあ食道がんの症状に酷似しております。

若い頃であれば「まさかがんなんて」でしょうが、この齢になると、何か異変があれば真っ先にがんを疑えというのもセオリーと言えばセオリーです。

私の場合、2年前、肝血腫の手術を受けたとき、「先生、がんでしょうか」「おそらくそうでしょう」といったやりとりを経験しているので、何というか、がんを非常に身近に感じている……というとヘンですが、人間なんて簡単にがんになる、とは常々思っています。

というわけで病院に行くことにしました。やはり2年前に手術をしていただいた先生に診てもらいたく、その総合病院に電話すると「選定療養費7700円かかりますがよろしいですか」と訊かれ、かなり逡巡しましたが、ここは背に腹は代えられんと思い「はい」と答えました。

ちなみに選定療養費はこの10月1日から従来5000円だったところ7700円に大幅値上げされています。このシステムは総合病院に患者が集中しないため、とりあえず「街のお医者さん(≒かかりつけ医)」を窓口にするための処置であるといい、妥当なところなんでしょうけれども、患者からすれば悩ましいところではあります。

私の場合、かかりつけ医は専門が腎臓なのでちょっと専門違いかなあとも考え、かといって別の個人病院で一から症状を説明して初見の先生にがんですと言われたりすると精神的に崩壊しそうだったので、手術してもらった先生に診てもらうことを選んだのです。

「許しちゃくれねえ」の可能性をできるだけ低くする

で、予約を取って先週の金曜日に行ってきて胃カメラを飲んで、結論から言えば、がんではなかったのですが、その時に医師に言われたことを書き記し、参考に供したいと思います。

胃カメラを飲む前に血液検査などをしたのですが、血液検査ではがんは分かりませんなどというやりとりがあった後、「ぶっちゃけ、どんなもんでしょう」と訊いたら「お酒も飲まないしタバコも吸わないんでしょ。だったらたぶん違うと思うけどね」と言われ、ひとまずほっとしました。が、これじゃ安心できんぞと思い、「いやいやいや酒は8年前まで浴びるほど飲んでました」と言うと、先生は腕組みをしたのです。

そして「8年前にやめても影響はありますかね」と訊いたところ、「あります」ときっぱり言われました。これは結構ショックでしたね。まさに、食道がんは飲酒経験を「許しちゃくれねえ」でありますよ。

ということは、今回は、たまたま許してくれたのでしょう。

そのように考えると、飲み続けていたら、おそらく今頃は食道がんになっていた可能性はかなり高いと思われます。繰り返しますが、飲酒経験は許してもらえないのです。以前も書きましたが、百年殺しです(参考「断酒して長いのに肝がん(仮)になるとか、やっぱり飲酒習慣は「百年殺し」ですよ」)。加齢などによって身体が弱った頃にその影響が襲い掛かってくる。

そして口幅ったいことを言うようで大変恐縮ですが、だからこそ一刻も酒をやめる必要があるということですよね。「許しちゃくれねえ」の可能性をできるだけ低下させるために。

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