普通のことを普通にできる、普通の時間が流れてます(酒やめてから)。

酒やめて、1081日。

私は、半ばスラム化したマンションを仕事場として借りて、一人でそこで仕事をしているというスタイル、ぶっちゃけ定収入皆無のフリーランスってやつなんですが、飲酒時代は、その仕事場で酒を飲むこともきわめて多かったです。

いつも心に焦燥感があった!

そりゃそうですよね、監視する上司もいないんですから。アル中になりやすい環境と状況なのです。

余談ながら飲酒時代、フリーランスで仕事をしていてその後組織に所属することになった過飲酒女性に、「それじゃ仕事しながら飲むわけにもいかんねー」と言ったら、「そこなのよお~」と落胆しているので、「お茶のペットボトルにキンミヤ(焼酎)混ぜて飲んでいてもバレんよ」とご進言申し上げ感謝されたことがあります。お互い馬鹿です。馬鹿ですけどこの手の飲酒は、90年代まではコンプライアンス低めの職場では、わりに行われていたのは事実です。今じゃ考えられないですけどね。

さて、そんなこんなで一人で仕事をするのですが、飲酒時代は常に納期に追われている感がありました。本当に追われているときも、そうでないときも、です。なんというか、いつも心に焦燥感があったのですね。

もちろん現実も、納品するのはギリか遅れ気味だったのです。とにかく焦って焦って仕事をしていました。

会社員時代の同僚で、今は仕事の発注主になっている人間からよく言われたものです。

お前ってさあ、仕事してる時間よりも、納期守れないときの言い訳を考えている時間のほうが長いんじゃない?

まったくその通りで、納期をミスしたらどうしよう仕事なくなるかなあ早くやんなきゃみたいな気持ちが心のなかで大きくなり、その不安を解消するためにプシュっ! としてしまい、それで火が点いてガンガン飲み、結局寝落ち。夢のなかでは仕事が完成しているのですが、朝起きると、当然ながらまったく何もできていない。早速、納期を守れない言い訳を考え始めるといったような状況でした。最低ですね。

仕事に楽しさを見出せるようになった!

酒やめてからも、やっぱり焦燥感みたいなものは常にあるんですよ。でも、なんというか淡々と仕事をするようになりました。仕事から一緒に逃げてくれるパートナー=酒が存在しない。だから仕事するしかないんです。朝起きて、そうだなあなんもすることないから仕事でもするかというふうに変わってきました。

そうやって淡々と仕事をしていると、驚くべきことに仕事って終わっちゃうんですよ。さらに驚くべきことにそれが納期の半日前だったり一日前だったりするのです(笑)。うわあ終わっちゃったよ、じゃあ次の仕事の下調べでもしようかな、という具合に時間を使うので(だってやることないから)、結構良い循環になるのですね。

で、思うのは、酒に溺れてない人は、普通にこういうことを普通にやってるんだなあということ。私としては今、普通に戻れた感が半端じゃないんです。

飲酒時代は嫌々やっていた仕事も、酒も飲まずもうこれしかないと思えば、案外楽しいもんだと感じます。俺って案外、この仕事好きだったんだなとあらためて実感できたり。酒飲んでた時は、どういう心持ちでやってたんだという話なんですが。

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