酒やめて、2911日
フジテレビ性上納の波紋がすごかった
いわゆる中居くん事件に端を発するフジテレビの性上納問題で、スポンサーが離れCMがなくなるという事態が起きて数日経ちましたが、その数は70社に達しているそうです。
口火を切ったのはトヨタ自動車で、やっぱりなあと感じますよ。そもそもなぜ、トヨタがオールメディアにお付き合いしているのかってことも、我々一般人にとっては非常に疑問でしたもんね。それまでのメディアのトヨタに対する態度(?)は、とても大スポンサーに対するものと思えませんでしたから。メディアにはガリバー企業と保守系与党と自衛隊と米軍は叩きに叩いても良いという不文律があるようで、それに乗ったものなのでしょうが、それでもトヨタは律儀にお付き合いしていたのだから、こういうことがあればそりゃ一番に離れますわなという感じです。この伝で行くと、米軍が律儀に日本を守ってくれているのも奇跡のように思えますけれども。
それはともかく、図らずも時を同じくして、私の大好きな西園寺チャンネルが更新されており「鉄道で九州一周3泊4日の旅」というコンテンツが数日前からアップされています。これはドーミーインを運営する共立リゾートとのタイアップ企画で、西園寺さんが旅をしながら共立リゾートのホテルに泊まり紹介していくものです。
フジテレビというオールドメディアから企業が離れる一方、YouTubeの人気チャンネルが企業とタイアップしているということですね。
もちろんウェブ広告出稿量がメディア4媒体広告出稿量を上回ってから数年経ちますが、ただし純広告ではなく、プロモーションはやはりオールドメディアの強い部分だったと思います。
ステマ規制などもなされ、これはウェブを狙い撃ちしたものと思われますが(オールドメディアで明らかにプロモーションなのに「プロモーションを含みます」表記をしていないコンテンツもある)、ただ視聴者からすれば、たとえ「プロモーションを含みます」表記があっても、先の西園寺チャンネルにおける共立リゾートのプロモーションは、やはり「ツボ」だよなあと思ってしまいますし、オールドメディアがいかにもステロタイプな紹介に終始しているのとは対照的です。
このようにプロモーションの分野においても、オールドメディアはYouTubeなどネットにかなわなくなっていて、それを今回のフジテレビの一件と関連づけるとなかなか象徴的であり、歴史的一大転換を感じる次第でございます。
実はその前にも象徴的な事件がありまして、JR西日本の新型特急車両のプレス発表会に影響力のあるYouTuberが招かれたのですね。そうした記者発表も、オールドメディアの記者クラブだけのものではなくなってきています(参考「「記者クラブ」から「インフルエンサーご招待」へ。時代はやっぱり激変しています」)。
「オールド」属性を世間が見放した!?
さて、フジテレビの性上納の問題に戻ると、これって昭和的というよりも、もう江戸時代のものですよね。そうしたことを、常に女性の権利ガーと言っているメディアがやっているのだからダブスタ極まれりです。とにかく彼らは特権意識を持ち一般人を見下していて、その下々のなかに女性があるのでしょう。
そして、そうしたオールドメディアの「オールド」なメンタリティを、今の時代の良識に沿って、世間が見放したという構図になっています。もうそういうやり方は通用しないよ、と。
で、断酒ブログですから無理くりくっつけるわけでもないんですけれども、たとえば性上納についても、やはり酒席というものがからんでいる。世間が見放しつつある「オールド」に酒さんも抜きがたく関わっているのですね。
ということで、この歴史的転換点を迎えた2025年初頭は、酒さんも衰退していく転換点になるのかもしれません。
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