「昭和」が断末魔となっている。もちろんそこには酒も含まれます。

酒やめて、1654日。

なぜ河村さんは噛んじゃったのか?

河村たかし名古屋市長の金メダル噛み問題が再燃しています。ご本人の、これそんなに悪いことなんかなあ意識が垣間見え、それが批判に火を注いでいるような状態ですよね(参照「河村たかし市長、会見での投げやり姿勢に厳しい声続出「半ば開き直りのよう」「ふてくされている感がやばい」」)。

この問題に関して、断酒者の一人として考えるところがありますので、以下、「断酒者独善理論かもしれないけど私は真実だと思っている( -`д-´)キリッ」を展開させていただきます。誰にも頼まれちゃいませんけど(苦笑)。

河村さんに金メダル噛みをやらせたものは何かといえば、普通に考えれば、単純に金メダルは噛むものという思い込みがあったからでしょう。さらには、ワイは名古屋市長やで~おエラいお人なんやで~でもお茶目なところもあるんやで~という自己顕示欲があったとも思われます。要は、直截にやっちゃったわけですよね。そのとき、コロナ蔓延だとかセクハラだとか、そうした状況は頭から消えています。いや、どうだか知りませんけど。

で、こうした行動をもたらす直截な、つまりメタ認知できてない(大げさですが)思考を仮に「昭和脳」とします。そしてこの昭和脳は、飲酒脳とかなりシンクロしています。なぜならば昭和的な男というのは大体において、権力者がやりたいことをやって何が悪いという考え方を持っています。主観的なわけです。その主観的行動や発想を助長するのが飲酒習慣であるということはいつも書いている通りです。

簡単におさらいしてみます。要は、飲酒すると誰でも、それまで人間の脳に隠されていたワニの脳が露呈して、本能の赴くままに行動しがちですが、この傾向が飲んでない時でも顕われてしまうというのがアル中→断酒者としての経験に基づいた考えです。その一環にして典型が自己正当化です。いつも書いていることですみませんが。

あなたには迷惑かけないから、私にも迷惑かけないで!

さて、若い世代、つまり昭和脳≒飲酒脳を疎ましく思っている世代に共通しているのは「私に迷惑かけないでね、私もあなたに迷惑かけないから」というメンタリティですよね。それを仮に「令和脳」としましょう。そしてこの「令和脳」ベースの考え方が世のデフォになっていることが、今回の河村金メダル噛み事件に対する反響というか反感の大きさで明らかになったと第三者的には思うわけです。主観的に生きるということを昭和的なるものと規定するならば、社会がそれと訣別しようとしており、コロナ禍がそれを加速させていると感じますねー。

昭和的な価値観ではもはや生きにくくなっている。嫌でも新しい価値観と社会構造を受け入れなきゃいけない。そうした中で昭和的価値観と常に手を取り合っていた酒と訣別することが、新しい価値観を受け入れ新しい時代を生きていくための一番手っ取り早い方法であると考える、いや、考えたいのですよ、断酒者的には。そして断酒者的にはであるけれども、世の中全体の趨勢からしても案外これは「正しい道」かなあ、と。

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