酒やめて、1416日。
アル中の、唯一の褒められポイントは……
もちろん酒やめてからいいことばかりです。劇的に変わったわけではありませんが、ゲッティング・ベターですね。幸せ認知能力のようなものが向上したということもあります。また、そうだと自分に言い聞かせることの大切さも噛み締めています。その一環としてこのブログも書いているわけで(苦笑)。
このブログは、酒やめてこんなにいいことあったよというテーマでずっと書き綴ってきてますけれども、ただ身体的には一点だけ、ちょっと気になっていることがあり、そこについて今回は書かせていただきたいと思います。これから断酒しようという方は、ここだけ注意したほうがいいんじゃないか、と。老婆心ならぬ老爺心で(笑)。
それは、ですね、水分摂取についてです。
私の場合、飲酒時代はとにかくのべつまくなしに水を飲んでました。二日酔いのときはもちろんですが、そうでない、普通に仕事をしているときも、です。
これはもちろん、血中のアセトアルデヒドの濃度を薄めるためです。ですから仕事中とて水のペットボトルが手放せなかったのです。さすがにそれにキンミヤは入れていません。アルコール分解のためですからね。そしてそれを見た仕事仲間が、えらい! いつも水分摂取に気をつけていると、事情を知らずに褒めてくれたこともあります。
ただそれもまた一理あって(?)、アル中はじめ大量飲酒者の唯一良い点は、水分欠乏にはならない、ということです。
もちろんアルコール分解には水分が必要であり、つまり飲酒は水分を奪うのですけれども、ただ大量飲酒者は、とにかくやたら喉が渇くので、水をがぶ飲みします。必要とする量よりもかなり多くを身体に流し込んでいたものと思われます。
悪玉コレステロールだけは改善されない!
さて、酒をやめて、健康診断などで示される、主に成人病関係の数値はガンマGTPをはじめ劇的に改善されたのですが、一向に下がってこないものがあり、それはLDLコレステロール値、いわゆる悪玉コレステロールですね。
実はこれは、飲酒時代よりも高くなっています。改善に効果的とされる運動は飲酒時代以上にしているのですが……。
飲酒時代は、肝機能改善の薬も含め有象無象に薬を飲んでいて、そのなかに高脂血症の薬もあり、それで高止まりしていたところ、酒をやめて医者や薬との縁を(勝手に)切った(参考「断酒して医療費削除という隠れ金脈を掘り当てた件」)ところ、LDLコレステロール値だけは高止まりを超えて高くなっていると、素人ながら判断しています。で、また通院し、高脂血症の薬だけはもらうようになりました。
断酒して唯一、改善が見られないのが、悪玉コレステロールの数値であり、私の健康上のラスボスですね。
もちろんそのことと水分摂取の多寡の関係はわかりませんけれども、ただし悪玉コレステロール値が高いと、動脈硬化リスクや血栓発生リスクが高くなるのは事実です。その上、水分が不足してるとそうしたリスクをさらに高めることになります。
けれども、酒をやめると水も欲しくなくなるのですよ。飲酒時代の過剰摂取の反動か、一般の人よりも摂取量が少なくなってしまう危険があります。
いや、コーヒーなど嗜好品は人一倍飲むんですよ。ただしペットボトルの普通の水を飲む機会が、飲酒時代と違ってまったくといっていいほどなくなってしまうのです。飲酒時代、あれほど大量消費していた2リットルのペットボトル水が、今や冷蔵庫に一本だけ所在なさげにたたずみ、あれ、これいつ買ったっけ? 状態です。それは良くないことで、医者にも指摘されます。
ですから断酒を始めた方、水だけはしっかり飲みましょうということですね。先輩ヅラして申し訳ありませんが。