酒飲まずに、人生のプリンシプルを明確にすれば生きやすくなるよね、という話。

酒やめて、2678日

「できない」ならできないなりの生き方がある!?

今、とくに若者の間で「結婚できない」「子どもが持てない」「家が持てない」「クルマが持てない」「海外旅行行けない」「趣味にお金がかけられない」がまん延しているそうです。

逆に言えば、少し前までは、日本人は「結婚できる」「子どもが持てる」「家が持てる」「クルマが持てる」「海外旅行行ける」「趣味にお金がかけられる」だったわけですよ。

我々の世代もそれに少し引っかかっていて、正確に言えばできている人とできてない人に分化しています。私はもちろんできてないクチで、それらを追求して滑り落ちてしまったといった感じでしょうか。

でもですね、それってほんとに悲しいことなのかなあ、とも今は思ったりもするのです。

一昨日も書かせていただきましたが、酒をやめて本当にやりたいことが定まってきて(今さら感満載ですが)、それだけを叶えるためにすべての行動を起こせば人生イージーモードになると考えています。私の場合、ライフステージ的、年齢的なこともあるし、だからむろん人それぞれでしょうけど、ただ基本ラインとしてはそうだなあとしみじみ感じる次第であります。

人生のプリンシプルをはっきりさせた、させることができたがゆえのイージーモードってやつです。

プリンシプルをはっきりさせるために酒をやめてみる

さて、「結婚できる」「子どもが持てる」「家が持てる」「クルマが持てる」「海外旅行行ける」「趣味にお金がかけられる」といった生き方は、高度経済成長期後半から新自由主義の導入までの期間に働き盛りだった一部の世代に限られたもので、そっちのほうが異常だったとも考えられます。

もちろん「結婚できる」「子どもが持てる」は有史以来なのでしょうが、それは、子どもを働き手にするという必要性があったわけで。そうする必要もなく、そして親も子も、全方位的な幸せを追求できた時代が本当に一瞬出現し、そして今は消えてしまったということになるのでしょう。

でも、そのような全方位的ではなく、プリンシプルをはっきりさせて、その一番上にリソースを全面投下すれば、そこそこ満足できる人生が送れるのではないかと私などは思うわけです。自分がもし今、若かったらそうします。

でもって、酒でありますよ。結局のところ酒は、今の若者における結婚や子どもや家などと同様、贅沢品なのです。まさしく「酒は貴族の飲み物」であります。

今のように全方位的に「やりたいこと」を追求できない世の中では、酒を飲む習慣があると、酒だけになってしまいがちなんですよ。またプリンシプルの一番上に投下すべき、時間と経済力とエネルギーを徹底的に奪われます。

それでいいという人はいいでしょうし、私なども昔はそうでしたが、しつこいようですが、ホントに他のことができなくなってしまう。そして、他のことの大きな阻害要因になってしまう。

酒をとりあえずやめてみると、いろいろやりたいことが見えてきて、その中から絞ることができる。まず酒を除外するということが、プリンシプルをはっきりさせる人生、すなわち「結婚できない」「子どもが持てない」「家が持てない」「クルマが持てない」「海外旅行行けない」「趣味にお金がかけられない」時代でも満足できる生き方につながると確信しています。例によって遅すぎる気づきですが(悲)。

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