もう働き方そのものが、飲酒とは親和性がとても低くなってるよね、という話。

酒やめて、1289日。

「就業時間外」が人生決める!?

一昨年、法が改正され、会社員でも副業が可能となりました。もちろん銀行員などは除かれていますし、実際の運用はそれぞれの会社によるのでしょうが、やろうと思えばできる社会になったということです。

要は、もう年金なんかあてにせずにおまいら何が何でも2千万貯めやがれ! という政府の大号令ですよね。とにかく副業に精を出して、自分で老後資金を確保しろということです。容赦ないです。

そして副業は当然、就業時間外に行いますから、その時間酒を飲んでいるわけにもいかないです。

またいつも書いていて恐縮ですが、雇用が非常に不安定になっているので、自分のスキルアップのためにも就業時間外の時間を使わざるを得ず、その意味でも飲んでいる場合じゃなくなっています。

考えてみれば終身雇用で、しかも基本的には9時5時で、今日も会社終わったあ一杯やろうぜえで毎日のように帰りに安酒場に行ってへべれけになってときには終電乗り過ごしてタクシーで帰ったりして奥さんに叱られてといったライフスタイル(?)は、まったく幸せでしたよ。酒を飲む自由があり、定年後はアル中になる自由もあったわけです(参考「僕らにはもう「アル中になる自由」がない」)。

オンだけ働けばよかったのですね。

アル中になるどころか飲酒の自由さえない!?

ところが今は、定年後のアル中になる自由どころか、現役時代のオフの時間に酒飲む自由もかなり制限されてきていると言ってもいいのですよ。リアルに「24時間働けますか」のような時代がいよいよやってきています(参考「「24時間働け」が現実になってしまった。やっぱり酒飲んでる場合じゃないです」)。

また雇用形態的には、組織に生涯所属するのではなく、EBP(エンプロイ・ベースド・プロジェクト=すみません、私の造語です。文法的におかしいかもw)、つまり、プロジェクトごとに一時的に雇用されるスタイルが一般的になるでしょう。

私が仕事で接する方でも、「いや、私は期間限定で役所勤めなんですよ」みたいな人って案外います。ベースがフリーランスではなく、どこか別の組織に所属していて出向というかたちを採っているのでしょうけれども。ともあれ世の中の働き方全般がだんだん、一つのプロジェクトにスタッフを集め、プロジェクトが終わったらはい解散みたいな感じになっていくでしょう。

なぜなら機密保持の類はITが担保しますからね、組織に対するロイヤリティは必要ないわけです。

逆に言えば、個人にロイヤリティを要求するからには、終身雇用という見返りが必要ですが、その部分がクリアできれば、EBPでいいのです。

そうすると、もうすべての社会人が個人事業主化していきますので、直接かかわっている業務以外の部分でのスキルアップが必要であり、それ以外の時間をどう使うかで、人生の成否が決まります。

これってほんとに一大転換なんだと思いますよ。24時間すべてをオンで生きていかなきゃいけない。そうしたときに酒はやっぱり邪魔というか飲酒習慣がディスアドバンテージにならざるを得ない、そう結論づけるしかないです。

これは断酒ブログ的ご都合理論ではないです(笑)。

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