酒やめて、1038日。
若者の酒離れが進んでいるといいます。よく言われるのは経済的な問題。収入が少ないので、そこで酒を減らす、あるいは飲まないというライフスタイルが定着したというものです。
結局、酒が一番金がかからないレジャー!?
もちろんそのような側面はあるでしょう。でも、このブログでもこれまで書き連ねてきた(ここやここ)ように、今は本当に低コストで飲める時代です。恐ろしいほどに。ですから、単純にお金がないからということでもないと思われます。
というよりも、ちゃんと稼げている人は、さらなるスキルアップやキャリアアップのために、むしろ酒を飲むことなく経験や勉強を重ねているのではないでしょうか。結局酒しか楽しみがないというのは、それが一番安上がりなレジャーだからです。かつての私のように。
そして私見ですが、若者の酒離れの大きな要因は、やっぱり酒飲んでダサくなる大人を目の当たりにするからだと思います。
酒飲んでダサくなる人に世間は今、とても厳しい
では、なぜダサくなるのかといえば、当然ながら酔っ払うからです。醜態を晒すとまでは行かなくても、単にほろ酔い程度でもなんとなくダサく見えてしまう。実はこれ、私は酒をやめて周りの人を観察するにあたって初めて気付いたことです。今の若者は、ルックスコンプライアンス(?)が高いですから、そういうことにものすごく敏感だと思います。
もちろんお酒を飲んでも見た目や言動がまったく変わらない人もいます。でもそういう時期って、人生のなかでわりに短いんです。女性ならとくに、です。
酒を覚えたての頃は、加減がわからずにガンガン飲んで吐いたりする。だんだん自分がわかってきて、適正な飲み方ができるようになる。もちろん酒にも強くなる。「人生に使える」お酒になるわけです。でもそのタームって、人によって違うと思いますが、そんなに長くないんですね。
やがて、だんだんと飲まずにいられない状態になる。アル中や依存症にまではならなくても、弱くなり、それを周りに醜態として見せてしまう。何度も繰り返して恐縮ですが、人生で酒と蜜月でいられる期間はとても短い。だったら最初から飲まないという選択もアリだと思うんですね。
そうしていればよかった! というのが私の今の素直な感想です。私が今20歳ならもう一生飲まないですね。その方が実り大きい人生を生きられると確信しているからです。
そして重要なのは、時代はますます酒飲みに厳しくなっているということです。それは世間の目ということだけでなく、社会システムそのものが酒飲みに厳しい。ICT世代の若者は、それを皮膚感覚で理解しているのではないでしょうか。