いまだに世間は、俺に飲ませたがってる!

酒やめて、1016日。

松屋飲み

うちの近所の松屋の前を通ると「朝食290円」とあるではありませんか。へー安いもんなんだな今度行ってみようか、それにしても東京は世界一外食が安いなと、海外在住の経験もないくせに謎の上から目線の感想を抱きつつ、その朝食アピのバナーの横にある張り紙をふと見たら、目が釘付けになってしまったのでした。

昼飲みの“陥穽”は、最近いたるところに

生ビール190円! ハイボール150円!!

はい。あまりにも魅力的です。以前の私だったら、290円の朝食にプラスして190円のビールを必ず頼んでいたことでしょう。しかも二杯三杯。そしてよくよく見ると、ビールは発泡酒ではなくてアサヒスーパードライです。なんてこったい!

このようなカジュアルな飲み、とくに昼飲みの“陥穽”は、最近いたるところにあるような気がします。

たとえばファミレスのジョナサンでは、14時からハッピータイムと称して酒類がめちゃ安いです。ただでさえ安くて「ファミ飲み」なる現象もあるのに、さらに安くなるのです。かつ、メニューを精査してみると、「焼酎+ドリンクバー」なるマニアックなものがあったりします。焼酎を頼んで割り剤はドリンクバーで、ということです。魅力的すぎます。

さらに街を歩けば、こ洒落たビストロが「昼飲み歓迎」のチョークボードを出していたりします。「ママ友会に」などの文字も。昼飲みちょい飲みは、もう完全にオサレの域に入っております。確かにそのビストロのオープンエアテラスで、カヴァか何かを飲みながら、アヒージョでも食せばオサレかつ天国ですねー。

コスパ目当てのファミ飲みを始めると……

私は飲酒時代、せんべろ系ばっかりに行っていたので、こんなにも昼飲みがカジュアル化してることに図らずも気づきませんでした。

もちろん東京は飲食店過剰な競争社会ですから、お洒落なビストロとて「ちょい飲み」分野に進出しなければならないことはよくわかります。またSNSの発達によって「ここにいるなう」がきわめて伝わりやすくなったという背景もあるでしょう。すぐに飲み会が成立してしまうわけですよね。昼でも。ママ友同士となればなおさらだと思います。うらやましい。

つまり、ですね、もう環境が我々に飲ませたがってるわけですよ。この環境を飲まずに生き延びるのは結構大変です。入り口がカジュアルだからこそ、アル中への道を踏み出しやすいというふうにも言えそうです。

で、まったく余計なお世話なんですが、あえて言わせていただければ、そのようなカジュアル飲み施策を行っている飲食店の皆さん、安さに惹かれて昼飲みにやってくるお客さんは、決していつまでもいい客ではないんですよー。人間は、アル中への道を歩き始めると、とにかくコスパばかり追求し出しますから。そのあたりは、私はプロ(なんの?)なので、すごーくよくわかります。逆に言えば、コスパ目当てのファミレス飲みを始めると、それはもう依存症へと足を踏み出していることにほかならないのかもしれません。ヤバいです。

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