生きていくそのこと自体が自己責任の世の中。酒飲んでいてはとても渡っていけません。

酒やめて、1480日。

アマゾンプライムから「抜ける」のは難しい!?

先日、知人からアマゾンプライムやめたいんだけどどうしたらいいのというメールがありました。確かにアマゾンプライムは、なかなかやめられないという印象があります。一時は、アマゾン組を抜けるにはエンコ詰めしなければならないなんて冗談もあったくらいで。

ただ調べてみると、今は、私レベルの者にとってもそれほどの難度ではないです。普通の人にはなんてことないでしょう。メールしてきた知人はIT要介護系です。

一方入会はといえば超簡単――というよりも、何だかわけがわからないうちに入会させられてしまいます。もちろんそういうことじゃないんでしょうけれども、私の場合、クレジットカードの請求で初めて入会していることに気がついた情弱&IT要介護のジジイであります。他人様のことは言えません。ただアマゾン会員でカード番号をすでに登録している場合、こういうことも起こりがちだと思われます。

まあこの手の、いわゆる自己責任系契約みたいなものに対しては、日本人は一般に脆弱ですよね。なにしろ日本企業のトヨタさんやらナショナル→パナソニックさんやら東芝さんなどに甘やかされて育った(?)わけですから。だからアマゾンのような外国企業の、そこにちゃんと書いてあるやん電話して来られても困るで的な契約システムに不慣れといえば不慣れです。

余談ながら私はアマゾンプライムに契約していることがはっきりしたので、じゃあと思いファイアスティックを購入して今は映画を楽しんでます。私は家でもポケットWi-Fiなのですが、それでも動画が止まったりすることはありませんし、三日間で10GBオーバーになったこともありません(標準画質)。

で、話を戻せばですね、自分で調べて自己責任でやらないといけない契約に関して、日本人は一般的には不慣れなのでしょうが、ただ、こと役所が実施している福祉は、昔から一貫して調べなければ損をするといった類のものであり、それには慣れていました。どういうふうに「慣れていた」かというと、「どうせ無理」という慣れ方(?)です(苦笑)。

なるべく利用されたくないからシステムを難しくして受給者を少なくするのは日本の役所の伝統的かつ常套的なやり口であり、本当は受けられる福祉や給付を受けられなかった人は山ほどいるのでしょう。その反面、目端の利く人や組織がそうしたシステムを上手に使い、それが上級国民とニアリーイコールになっているという構造は確かにあると思います。

そしてコロナによって様々な救済制度が設定され、もちろん調べないと上手くいかないという側面も多々ありましたけれども、多くの人は切羽詰まったあげくに情報を収集し、その上で、このような「構造」に気づいた、ということなのでしょうね。と、他人事のように言ってますが、もちろん私もそうでした。

それで思い出すのは、例によって例のごとく『ドラゴン桜』の桜木先生の言葉です(参考「大酒飲んでいると、情報を集めよう、情報を生かそうという気力が湧かず、結果的に人生大損してしまうよ!」)。

携帯電話、給与システム、年金、税金、保険、みんな頭のいいやつがわざとわかりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組みにしている。つまり、お前らみたいに頭を使わずに面倒くさがっていると、一生、だまされて高い金、払わされるんだ。

「徹底的に調べて自分で考える」がサバイバル要件!?

で、今まではこの桜木先生の言葉とは無縁でも何とか生きていけたけれども、今後はそうじゃないわけですよ。自分で徹底的に調べて自己責任ベースで生きていかなければならない。それは単に得をする損をするということじゃなくて、サバイバルにも関わってくるというふうに思います。それがコロナによって明らかになったということですよね。「アマゾンプライムをやめる」も根っこは同じです。

自己責任で調べることが日常になっているというふうに言ったら良いのでしょうか。ただし当然ながら酒飲んでると、そんなことはめんどくさいしやりたくないということになります。飲んでいるときはもちろんですけれども、飲んでないときだって、だいたい考え方がそういうふうになります。さらに飲んでるときにいたっては、それこそアマゾンポチりで大後悔、なんてことも起こりがちです。

繰り返しますが、これまでは桜木理論を実践しなくても損するだけだったのが、もはや損するだけにとどまらず生活自体が成り立っていかないというふうになっているようにも思います。それがICT化、グローバル化ってやつなのでしょう。

そして以前からそのような自己責任ベースであったアメリカでは、調べる人と調べない人、あるいは弁護士などを使える人とそうでない人では、貧富の差が徹底的に広がっているという構造になっていると言えると思います。日本もきっとそうなるのでしょう。

大げさかもしれませんが、このように生活を取り巻く構造が岐路に直面しているときに、酒飲まない」は大きなアドバンテージになる……というよりも必要条件なのだと思い込みたい断酒者なのであります。

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