酒やめて、2682日
「闘わなきゃ! 現実と」ができないのだった
私事ながら最近抜け毛がひどいです。洗髪すると必ず指に数本以上絡み付いてきますし、それが非常に細い毛だったりします。よく言われるところの、細い毛が抜けるのはめちゃ危険ってやつですね。さらに首筋がチクチクするような気もして、これも「抜けている」証拠なのでしょう。控えめに言ってかなりやばいです。
で、タイトルなんですけれども、そうした状況にも関わらず、心のどこかでまあ夏に向けて換毛期だからね、なんて思っているのですよ。人間に換毛期があるのかどうか知らんけど。てか、ないにも関わらず。
大昔、育毛剤のコマーシャルで「闘わなきゃ! 現実と」と、たしか役所広司さんが訴えていましたがその通りであります。年齢的にも当然です。と、理性(?)ではそう考えているのに、一時的だと自分に言い聞かせるあたり涙ぐましいものがあります。
この辺の自己肯定バイアスというものは困ったもので、一方で、ちょっと体重の減り方が想定を上回わっていると、うれしいことにも関わらず、がんかもしれんと、こっちは自己否定バイアスのようなものが働くのも不思議であります。
ともあれ、抜け毛に関する自己肯定バイアスですが、やっぱり今まで大丈夫だったんだからとか、俺だけは大丈夫なんだからという思いがベースにあります。ツルフサに関しては家系だとよく言いますが、私の場合、父方がツルで母方はフサ(母の兄で、もう90歳に届こうというのに図々しいと形容したくなるほどのフサがいる)でどっちとも言えないのですが、いやいや母方の遺伝子(?)のほうがより重要というじゃないか、と、これまたいろんな説がある中の都合のいい説を採択したりするところも不思議なところです。
しかし現実を直視しなければいけないことも事実なので、例のミノキシジル+フィナステリドを服用してみようとも計画しています。その辺はまたおいおい報告していきたいとは思っています。
飲酒は抜け毛よりもタチが悪いのだった
さて、抜け毛に際して「換毛期だから」と自分を納得させたがることと、飲酒者の「飲酒をコントロールできている」という主張は非常に似ています。
そして、飲酒をコントロールできていると主張する人は「(飲んでいるけど)ちゃんと仕事はしている」をその根拠(?)にしますが、ちゃんと仕事をしているかどうかは周囲が判断することなのに、自分で言っちゃってる点がもはやアレです。
この事象(?)などは、後ろから見ると頭頂部がかなり薄くなっているのに自分では気づいていない人に似ています。
とまあ、私の性格の悪さがまた出てしまいましたが、ただ飲酒コントロール主張の輩は「昔のお前と違って」という枕詞を使ってくるので(事実なんだが)、反撃(?)させていただきました。
でもって酒さんの場合、そのような自己肯定バイアスに乗じてさらに飲ませようという戦略を有しているので、抜け毛とは同じテーブルに乗せて語れないのですね。そして大丈夫大丈夫と思い、そう主張しているうちに、その自己肯定バイアスをどんどん大きくしてしまう。
つまり飲酒は、世の男性が恐れおののいている抜け毛よりもさらにタチが悪いということになります。論の帰結として。
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