「酒やめたら人生好転する」が科学であることに間違いはないが、そのコアにあるものとは何か、について考えてみた(大げさ)。

酒やめて、2454日

飲んでた時代は「底」だったので

「酒をやめたら人生が好転する」とはよく言われることで、当たり前と言えば当たり前ですよね。私の場合、飲んでいた時代は底のまた底だったので、そして、にも関わらずさらにどんどん悪化し底が抜けている状態だったので、そりゃ酒やめれば多少なりとも良くなるは当然といえば当然でした。

だから今さらだし、お前に言われるまでもない分かっとるわいってなところでしょうが、とりあえずちょっと確認しておけば「酒やめれば人生好転する」は科学です。スピリチュアルな部分も確かにあるけれども、基本は科学です。

それは大雑把に、①経済的な面、②人間関係の面、③仕事の面とあるけれども、①においては、とにかく生活がミニマムになる――単に酒代がかからなくなるだけでなく、いろんなものに固執しなくなるので結果的にお金を遣うことが少なくなるということはいつも書かせていただいている通りです――からだと思います。

酒やめてから金銭的に困ることがほとんどなくなったというのが実際のところです。これは感動ですらありました。

②の人間関係は、酒やめて離れていった人もいますし新しい関係もできました。これについて、酒だけの付き合いは意味がないみたいなことはよく言われ、私はそんなふうには思いませんが、ただ、酒抜きで人間関係を構築するのは、私のような人間にとってはなかなかしんどいので、それだけに価値があると勝手に考えています。

③はまあ、どうなんでしょう、信頼はある程度取り戻せたとは勝手に思っていますが、それは私だけの思いであってなんとも言えません。ただ①があるので、あんまり気の進まない仕事はしなくて済むようにはなった、とは言えます。

というわけで、具体的に「好転」しているのは事実ですが、言いたいのはその先であります。

「信頼できる自分」の決断と行動( ー`дー´)キリッ

もっと突っ込んだというか深い部分で「人生が好転する」要因みたいなものがあると思うのですよ。そこが大きいのかな、と。

つまり、ですね、酒をやめているとその酒をやめているところの自分が信頼できるようになります。これは、酒やめる前はついぞなかったことです。だいたい私の場合、世の中でもっとも信頼できない存在は自分だ( ー`дー´)キリッでしたから。いや、これは自虐でもなんでもなくマジでそう思っていました。

が、断酒しているというそのただ一点をもってして、自分を信頼できるようになる。はなはだ単純ですし、馬鹿と言われればそれまでですが。

ともかく、その信頼しているところの自分が、人生のあらゆる局面で判断しそれに基づいて行動するため、自分の人生、悪くなるわけがないと自分で思えるのが大きいのですね。

確たる自分という存在が行うことは自分にとって良いことに決まっている。だから、自分の人生は生きるに値するものだという確信が持てる。この辺が「人生好転する」のコアにあるんじゃないかと思ったりするのです。理屈っぽい自分語りですまんが。

カテゴリ別インデックスページはこちらです。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする