酒やめて、3179日
医の分野で中国人富裕層相手にがんがん稼いでもらいたいもんだ!
私事ですが、肝血腫の手術をしてちょうど3年になります。そのときのことはお役に立てるであろう部分も含めて、いくつかの記事にまとめてあります(参考「断酒と闘病」)。
「お役立ち」ついて強調したいことをここでかいつまんで言えば、
①高額療養費制度を有効活用するために、1ヵ月間に支払いを集中できるようにする
②手術する前は、とにかく浣腸でも何でもしてもらって腸を空っぽにしておく
の2点であります。
①についてですが、ご存じの通り、日本には高額療養費制度というものがあって、1ヵ月間の支払い額は、一般的な年収の人なら8万円程度が上限です。これはあくまでも1ヵ月間のものなので、たとえば手術入院で50万円かかるとして、これを1ヵ月間に集中することが肝要(?)です。私の場合、入院自体は10日程度(そもそもその程度の期間で追い出される)だったのにかかわらず2ヶ月にまたがってしまったため、8万円程度の上限額を二度払うことになってしまいました。これは白内障手術のときも同じであり、もうちょっと上手くやれていればなあとは思っています。
そして、確かその年の医療費総額は、保険を使わなかったら350万程度だったので、生まれて初めて健康保険の元を取ったと言えます。数十年にわたって払い続けて初めて、です。そら、中国人が来日してすぐに国保に加入するわけだわな。
話の行きがかり上、もう少し医療ツーリズムの話をすれば、むろん私見ですが、上記のように保険適用じゃない場合350万かかるんであれば、医療来日する中国人富裕層からは、その3倍でも5倍でも取ればいいんですよ。それでも欧米よりは安いでしょう。そしてそのお金を、日本の保険の赤字を補填したり、医療関係者の待遇改善に当てればいい。
今、日本では医療の分野に優秀な若者が集中していて、逆に言えば他分野がその弊害を受けている。本来、東大の理系に行って科学技術の開発にあたるべき人材が医者になっている。とすれば、科学技術立国日本の根底が揺らぐ。「二番じゃダメなんですかあ」どころの騒ぎではなくなってしまう。だとすれば、代わりに医の分野でガンガン稼いでくれええ! と国民としては思ってしまいます。
だいたい中国は国家主導で優秀な人材の適材適所を図っているのだから、そら、EV用電池などで世界をリードできるってもんですよ。だったら日本は、優秀な若者が集中する医の世界で、その科学技術で稼いでいる中国はじめ世界を相手に稼げばいい。これこそ、中国シンパの政党やメディアが大好きな「国際協調」てなもんでしょう。
と、チカラが入ってしまいましたが、思い直して(?)②です。これはそのままなのですが、手術後の便秘の苦しみは七転八倒のものがありましたので、この辺も遠慮なく事前に申し出るべきだと思います。
ともあれ、そのような教訓を得た(?)手術入院からちょうど3年ということで、定期健診を受けました。
酒さんは、髪も歯も腹もスポイルする!
ところで私は今、AGA治療薬のうち育毛効果があるとされるミノキシジルを処方してもらえていません。腫瘍関係の手術を受けた場合、5年間は処方できないらしいのですね。それを今回、担当医に話したら、「ホルモンの関係か」としていましたが、続けてその外科医師は、「ミノキシジルはマジ効きますよ」ときっぱり言ったのです。
現在、AGA治療薬は価格低下しています。普通の人が毎日服用できるようにはなっています。そしてこれが「かなり効く」というわけです。私も抜け毛予防薬であるデュナステリドを使っていますが、抜け毛は確かに劇的と言っていいほど減っています。
そんなわけで私は続けて訊いたのですよ。じゃあ世界からハゲはいなくなりますか、と。それはどうかなあとの答えでしたが、ただAGA治療薬の有用性と普及は、確実に世の男性の外観を変えていくものと思われます。
そこで思い出すのが銀歯、のことです。
今、ある年齢より下の世代で銀歯が目立つ人はいませんよね。一方、私などの年代はやはり目立つ人が多いです。同窓会などへ行っても感じます。それより上の世代では、前歯まで金銀ギラギラみたいなおばば様もいらっしゃいます。
ともあれ、下の世代に銀歯がいないのは、歯科治療においてレジンが保険適用になったからですね。つまり、医療システムの変化が外見を劇的に変えたのです。AGA治療薬がそのような作用をもたらす可能性だって私は大いにあると思っています(なので「ミノキシジル解禁」となるまで私の頭髪が保ってくれるといいのですが)。
さらに言えば、腹も同じです。自分で気をつけている人といない人では「分化」してしまう。冒頭に挙げた中国人富裕層も、欧米と同じく細マッチョ化が進んでいるようです(参考「中国の富裕層のルックスが変わってきた件。これが何を意味するのか」)。そして、ビール腹とはよく言ったもので、やはり内臓脂肪と飲酒は密接な関係を持っています。逆に酒をやめれば内臓脂肪由来のポッコリお腹は比較的すぐ解消するということは、いつも主張させていただいております(参考「内臓脂肪によるぽっこりお腹を「ビール腹」とはよく言ったもんだ」)。
また当然ながら、頭髪や歯に関しても、飲酒習慣は大きく関与しています。飲んで寝落ちのようなことを繰り返していては、発毛に大きく関与する頭皮環境にいいわけありませんし、歯も同様です。さらに私の例のように肝血腫手術などがあると(手術したのは断酒後だが、過去の飲酒習慣も関係あるかもしれないと言われた)、先に記したようにAGA治療薬(のうちミノキシジル)を服用できなくなってしまうのですよ。
ということで、この外見の分化ということについても、飲酒するかしないかはかなり関与しているということが言いたいわけで、この辺も含めて、飲むか飲まないか決める必要があるのではないでしょうか。
原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。
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