壇蜜さんのお相手とアル中の意外な関係とは?

酒やめて、1025日。

アル中ワンダーランド

https://www.amazon.co.jp/

壇蜜さんが結婚したそうです。お相手は清野とおるさんという漫画家の方ですが、ん、どこかで聞いたことがある……、と思ったら、まんしゅうきつこ著『アル中ワンダーランド』に登場するのでした。『アル中ワンダーランド』は、『今夜、すべてのバーで』(中島らも著)、『失踪日記』(吾妻ひでお著)とともに、アル中者に愛される三大聖書とされています。

「肝硬変」の画像検索しながら酒を飲む!

その三大聖書ですが、アル中が嵩じてくると、こういう“コンテンツ”を読みながら酒を飲むのがひとつの快楽になってくるんですね。自分はそこまで行っていないと自分を納得させるのですが、それは多くの場合、「そこまで行っている」あるいは「それを超えている」です。アル中の自己評価は、まったく当てになりませんから。

ただ、三大聖書を読みながら自虐的に酒を飲むのは、まだ健全な姿です。アル中がさらに嵩じると、というかこじらせると、家で『家庭の医学(ポケット版)』を読みながら飲んだり、立ち飲み屋で「肝硬変」の画像検索しながら飲んだりしますからねー。昔の私のことですけど。完全に変態です。

さて、清野さんが『アル中ワンダーランド』にどのように登場するかといえば、アル中であるところの著者が「(漫画家仲間の)清野さんに悪口を言いふらされている」という妄想に取り付かれるのですね。もちろんエンタメ作品(?)ですから話は盛っている……と思いがちですが、ただ、アル中の、というか、過飲酒者の特徴として、現実と妄想の区別がつかなくなるということはあります。

酔い頭ベースのあなたが、あなたのデフォと認識されちゃう!

え、それってヤバいやん……、と引かないでください。「現実と妄想」というから、ちょっとヤバそうに聞こえるのであって、「現実と酔った頭で考えたこと」の区別がつかないだけ……、て、ああ、十分にヤバいですね……(苦笑)。

とまあ、そういう傾向があるわけです。まんしゅうさんの清野さんに対する「思い」もそうなのでしょう。

で、本当に怖いのはですね、素面のときでも、酔った頭で考えたことをベースに行動し始めることなんです。行動のベースにあるのが、「酔って考えた」ことですから、社会生活においてなにかと齟齬が生じてしまう。

つまり、酔った頭で考えたことをベースに素面で行動するあなたを、周囲は、あなた本来の姿であると認識してしまう……。「あのときは酔ってたからね」はまだシャレになりますが、このパターンはまったくもってシャレになりません。

アル中まではいかなくても、過飲酒はこんなふうにして、飲んでないときの生活や仕事を蝕み始めるのですねー。

ちなみに壇蜜さんですが、その著書『エロスのお作法』はマジ名著です(林真理子御大が壇蜜さんに注目するわけです)。私は若い人のキャリア形成に若干なりとも関わる仕事をしていますが、モテ女を目指す女子、成功女を目指す女子はすべからく、『ザ・ルールズ』(エレン・ファイン+シェリー・シュナイダー著)とともに座右に置くべきでしょう。これに『開運マニア』(柏木珠希著)を加え、勝手ながら三大聖書と認定させていただきます。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする