ライフハックを追究するなら、断酒は必然!?

酒やめて、1024日。

ダンドリくん

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「ライフハック」という言葉があります。一般的には仕事術と訳されるようですが、もっと広い概念でしょう。というか、一般的にもそのように使われています。私はライフハックの日本語訳として非常に適した言葉があると勝手に思っています。それは、ダンドリです。

「ダンドリ」は哲学だ!

「段取り」ではなく「ダンドリ」。カタカナにすると言葉の意味がメタフィジカルな次元にまで開がりますねー。そんなふうに、段取りをダンドリという哲学にまで昇華させた功労者(?)は、『孤独のグルメ』で知られる久住昌之さんの原作漫画『ダンドリくん』(クレジットは泉昌之)の主人公ダンドリくんです。

ダンドリくんは、自分の日常すべてに段取りを行うことで、単に生活や仕事を効率化するだけではなく、気持ちをもきれいにするという、ダンドリの哲学を実践します。まさに現代のライフハックの先駆者となっているのです(『ダンドリくん』の初出は90年代)。

さて、こうしたダンドリくん的ライフハックと対極にあるのが「飲んだくれ」なのは間違いないところでしょう。飲んだくれていてはダンドリも何もあったものではありませんし、またそれを実践する気力も体力も湧いてきません。ましてやダンドることで自分の心をきれいにすることなんて夢のまた夢です。

ダンドると、食べ方も美しくなる!?

ダンドリ、すなわち今でいうところのライフハックによって、仕事や生活(のスタイルを)をきれいにし、気持ちをきれいにし、ひいては人生をきれいにしていくためにも、もうほんとに酒を飲んでる場合ではありませんね。

ちなみにダンドリくんのライバルというか師匠的存在に「豪快さん」という方がいます。この人はこの人でとても魅力的な人です。豪快さんがあるとき、ダンドリくんを酒に誘いますが、ダンドリくんが指摘します。「豪快さん、車じゃないですか」。そうすると豪快さんはこう答えるのです。車なんて押して帰ればいい。

ゴーカイですねー! 実はこのフレーズ、車で来た友人を酒に誘うために私もよく使っていました。もちろん、置いて帰ればいいという意味で、ですが。それにしても迷惑なヤツでした。豪快さんが使うからこそ、洒落になっているんです。飲酒時代はそんなことも気づかずに得々と使っていて、今思い出すと恥ずかしいです。

ちなみに『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんも、定食などを食べるときに、どういう順番で食すか、かなりダンドってますね。だから、食べ方が美しい。しかも酒を飲まないので、その姿はさらに美しく見えます(笑)。

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