酒やめて、1584日。
選手村への酒の持ち込みは是か非か(余計なお世話ながら)
オリンピックの選手村に酒持ち込み可能としたことについて、例によって何でもかんでも反対の野党が攻撃しております(参照「国民は外食自粛なのに「五輪選手村は酒持ち込み可」って…政府説明に野党から批判相次ぐ」)。
中でも共産党書記長の小池晃さんは、そんなことだったら「日本中の居酒屋が『選手村』に名前を変える」と言ったそうで、ご本人としては「わし上手いことゆーたった」なのでしょう(たぶん)。しかし、これメチャ痛いです。私も「上手いことゆーたった」については人後に落ちず、それでさんざん痛い視線にさらされてきました。だから余計にこの発言の痛さがわかるのですよ。もっともこの小池さん、私が中学記念受験して当然のごとく不合格だった高校を出てるがな……(悔)。
そもそもオリンピックですけれども、誰に聞かれちゃいませんけれども私はどちらかといえば開催してほしいです。というのは、とにかく景気がよくなってほしいからです。よく経済よりも命と言いますが、そう言っていられるのは景気が悪くても困らない人たちです。具体的には高齢者と公務員です(参考「「経済回らなくても困らない」層に日本は支配されている!? 停滞が構造的なものだからこそ、酒飲んでる場合じゃないです」)。この人たちは必ず選挙に行き、それで日本の方向性が決まってしまい、それが日本のある種、悲劇のような気もします。
もちろん日本は高齢者は多いですけれども、公務員の数自体は諸外国に比べて多いわけではありません。ただ必ず選挙に行くので影響力大になります。私の齢若の知人であるところの地方公務員などは「組合に動員されるんだよなあ。日曜ぐらい引き籠ってゲーム三昧したいんだけどトホホ」ですからね。
え? あの野党さんが「こっち」に来ちゃうの(嫌)
ともあれ、オリンピック開催についてはいろんな意見があり、賛成も反対もあると思いますけれども、何でも反対する野党がついに酒の持ち込みまで噛み付いたというわけです。
このことを断酒者的に考えれば、それだけ酒が目の敵にされたということで「追い風」なんでしょう。しかし、これを野党がやってしまったということで、なんだか嫌ぁ~な感じがしてしまうのですよ。
つまりあの野党が「酒は悪」と追及したおかげで、「酒は悪」という考え方が世間の目の敵にされそうな気もします。
というのも、野党の理屈がどう考えても理屈になってないからです。
普通に考えて選手村への酒の持ち込みは、基本的にはホテルに持ち込むのと同じことですよね。一昨日、「「お酒は飲みません」と言うと、自分が一段上の人間になったような屈折した優越感を覚えてしまいますが何か?」にも書きましたが、ホテルではサービスで缶チューハイが出てきたりさえします。なので、居酒屋で飲むことと選手村(≒ホテル)に持ち込むことは根本的に違うでしょう。にもかかわらずこれを故意に混同させて声高に攻撃するのは、いわゆる左翼系の人たちがやってきた常套手段です。「酒は悪」と言いたい断酒者でさえ、そりゃ無理スジですよ、と思ってしまいます。
もちろん「酒規制」は断酒の後押しになってくれるので歓迎なんでけど、あの野党の無理スジの主張に「酒規制」が巻きこまれちゃったような気がして、なんだかなあ、なのです。無能な味方は敵より恐いは、本当ですね。