「長生きしたい」なんてダセえと思っていたけれど、問題はそこじゃないと遅ればせながら気づいた件。

酒やめて、1536日。

唐突に健康志向になってしまったのだ!

先日、病院に行って血液検査をしてきました。LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値は、2ヶ月前から221→134→121と順調に下がっています。121だと正常値の上限なのでまあ胸を張っても良いでしょう。

このブログでも度々書いていて恐縮ですが、酒やめて以来、少なくとも血液検査尿検査の数値はほぼすべて正常になっていますが、このLDLコレステロールだけがなかなか改善せずラスボスとして立ちはだかっていました。逆に言えば他の問題点は、酒をやめて肝機能腎機能が回復しただけで改善されるということですね(参考「あらためて思う。肝臓とはなんと健気な臓器なことよ」)。

で、2ヶ月前から薬も飲んでますし、運動や食生活にも気を配っていました。一番大きいのは甘いものをとにかく我慢してきたことです。ただ甘いものは断酒にとって大きな力になりますので、その折り合いについては(解決策ではなくて申し訳ないのですが)以前も書かせていただいています(参考「酒やめたら、ご飯や甘いものとの蜜月を思いっきり楽しめるよ、しばらくの間は」)。

ともあれLDLコレステロール値が200以上というのは、男性にしては非常に珍しいそうです。美人女医も私も久々に見たわと言っていました(苦笑)。なのでこれが一応の正常域に入ったというのは、繰り返しますが劇的な改善と言っても良いのではないでしょうか。それで思うのは、人間の身体は、なんらかの努力をすれば、それにちゃんと応えてくれるものなのだなあということです。

それというのも、酒やめて代謝が上手くいってるからでしょう。良いほうに転がり出しているのですね。というわけで私はいまや完全な健康志向です。

つまり「わしゃ健康でいられるなら死んでもいい」という、ありがちなジジイに成り下がっているわけですよ。

で、飲酒時代はそういう人をダセえええと思っていました。飲酒者がよくいうところの「それで(健康志向で)2~3年ばかり長く生きてどーすんの、そこまで『生』に執着したいかね?」ということです。

ただこれが大きな間違いであるという当たり前の真実に、今さらのように気づいたダセえ断酒者がここいますよ、という感じですね(苦笑)。

寿命にこだわるのはダサいかもしれないけれども……

というのは、確かに寿命にこだわるのはダサいかもだけれども、健康にこだわるのはダサくないですよ。理想とされるピンピンコロリを追求するためにも健康でいたいのです。

そして一昨日も書きましたが、健康は何よりも行動の自由を保障してくれます(参考「「酒を飲み続けること」イコール「将来の自由を自ら毀損すること」に他ならないよねという話」)。LDLコレステロール値を改善したいのは脳梗塞リスクを抱えたくないからであり、脳梗塞後遺症は行動の自由が大きく制約します。

もう一つ、行動の自由は経済力に担保されます。そして酒をやめる+健康であるとお金がかからない=可処分所得が増えるということにあいなります。健康は最大の節約であるとリンボウ先生もおっしゃってますし(参考「節約すると貧乏になるという説を、断酒とからめて検証してみた!」)。これから老後を迎えるにあたって、そういった視点もやはり大切なんだなという当たり前の真実に今さらのように気づいた断酒者でもあります(苦笑)。「苦笑マター」ではありますが、気づいてよかったです。酒飲んでたらずっと気づかないでいたでしょうから。

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