あーこいつ、酒が導くダークサイドに堕ちてしまったなと思う瞬間。

酒やめて、1112日。

以前、酒やめると、飲み会などで酔っ払いを観察するのがそれはそれで楽しくなる(参考「「飲み会で酒を飲まない」と、それはそれでいろいろ面白いぞ!」)といった話を書きました。それ以外の場面、普段の生活でも楽しい……というわけではないのですが、あーこの人、酒で変わってしまったなあ、もっとはっきり言えば、酒によってダークサイドに引きずり込まれてしまったなあと思うときがあります。

酒は「普段のあなた」を変えてしまうんですよ!

もちろん昔の私もそのように思われていたのは間違いありません。なのであまり書きたくないのですが、このような心境になるのも断酒したからこそであり、なにかの参考になるかもしれないので書かせていただきます。

このブログでもずっと言及してきたように、飲酒はそれが「過飲酒→アル中」状態ではなくても、長い間その習慣を続けていると、だんだんと人間の脳を変えていきます。酒を飲んだときに変わるのではなく、普段の生活というか人間そのものを変えるのです。こういう調査(参照「「適量のお酒」ですら脳の認知機能の低下を早めるとする調査結果」)もあります。

それがあるとき、まんきつさんのおっぱいじゃないけどポロリと出て、他人に気づかれてしまうのですね。

私の場合、定収入皆無のフリーランスで、それと関係があるのかどうかはわかりませんが、わりと(昔の)飲み仲間と仕事仲間が重なるケースが多いのです。

で、そうしたなかには、ダークサイドに堕ちたことを感じさせない人もいます。昔はそこそこ飲んでいたけどもう飲酒習慣そのものが消え失せている人です。そんなふうに自然なかたちで酒引退できるのは理想です。うらやましいです。そういう人は齢食っても脳も鮮明で普通にお付き合いができ、こちらが仕事を発注する側のときは、もちろん安心してお任せできます。

断酒者はダークサイドの匂い(?)に敏感です!

ただですね、そうじゃない人もいるんです。あるときを境にして、酒によってダークサイドに引き込まれたなあと感じさせる言動を示す人が確かにいます。

これはもしかしたら断酒者だからわかるのかもしれません。意地悪な目で見ていますからね(笑)。ちょうど禁煙したらタバコの臭いにものすごーく敏感になるように、そういうことに気づいてしまうのです。

たとえばSNSで、やたら誰かの気を引きたいような自分語りを始める人がいます。別に「飲んでるなう」じゃなくても、ですね。また「俺なんかいなくてもいい」発言が目立ってきたりします。これも、飲んでるときに発信しているのか飲んでないときなのか分かりませんが、確実にそういうことが増えてきます。そうすると仕事仲間の場合だと、こいつもうだめやなあと思ったりしますねー。距離をおこうかなと。

あるいは直接電話をかけてきたりメールを打ってきたりする人間もいます。そして(こっちがまったく興味ない)自分語りをしたり、やたら上から説教というか、こうした方がいいんじゃないみたいなアドバイスを、まったくふさわしくないような状況でしてくるのです。

なんというのでしょうか、距離感がはかれなくなってこちらにズカズカと踏み込んでくる感じがします。くりかえしますが、それは酔ってるときに限りません。長年の飲酒による脳の変容がそうさせるのですね。

このようにちょっとしたことなんですけど、あーこいつなんかおかしいかも、を周囲に感じさせるよう仕向けるところが酒の怖いところです。で、私の場合酒やめてからそういう人間とは確実に距離を置くようにしています。だって付き合ったっていいことないですから。

もちろん昔の自分もそういうふうに思われていたんでしょうけどね。ただ、今は、そのダークサイドから這い上がった(?)と確信しています。なぜなら飲んでないので四六時間中頭がクリアで、「覚えてない」時間がないからです。そういうイタい行為をした記憶がない。まあその代わり、自分語りに近いブログを書いているんですけどね(笑)。

ともあれ今飲んでいる皆さん、周りには私のような陰険な冷静な断酒者またははなから酒飲まない人がいて、常に観察されているってことですよ。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする