酒やめて、2858日
オールドメディアさん「愚かな大衆を支配したるで」
兵庫県の斎藤元彦県知事選挙について、いわゆるマスコミ――オールドメディアは大手メディアの敗北だなどとほざいているそうです。そして返す刀でSNS規制ヲー!と主張しています。
その一方で相も変わらず、Xの写真を利用したいとポスト主に要請しているそうで、ご都合主義ここに極まれり、ではあります。
でもってここから透けて見えるものは、優秀な俺様たちが愚かな大衆をこれからも指導……否、支配し続けたる〜という論理です。これって、めちゃ怖いことです。それが誰の目にもあきらかになっていますよね。オールドメディアはもはや役割を終えたとか、そういうことを超えて、危険な存在になっていると言ってもいいでしょう。
ただし一つだけ良いことがあって、ここに来てあまりにも(オールド)メディアの偏向ぶりがあからさまなので、多くの人が、いやいやいや自分で考えなきゃいかんと思うようになったことですよね。むろん私もその一人です。
私などは、ホントにメディアの呈示する価値観に騙され続けてきたと思いますわ。とくに昔、トレンディドラマなどの世界に憧れ、それを実践しなきゃと思うあまり人生誤ったという側面があり、同年代の誰しも多少なりともそうだったと思います。と、人のせいにしちゃいかんですが。
「人のせいにしちゃいかん」が、要は自分でものを考えるということであり、ジジイになって気がついたというのも愚かさここに極まわれりですけれども、自分のことはともかく(棚上げ)、今の若い人たちが、メディアのあからさまな偏向ぶりやダブスタによって、自分軸の大切さに気づいているのは素晴らしいことだと思います。
メディアは酒さんの味方だから……
さて、私のような普段からものを考えない訓練をメディアによってさせられた、すなわちなかなか自分軸で生きられない人間(世代)が、そのようなメディアが呈示する――トレンディドラマ程度なら罪がないけれども昨今においてはますます危険になってきた価値観に染まらないためには、一番簡単なのはメディアの逆張りをすればいいということです。ああ、朝日(新聞)が言ってるんだから、それは日本や日本人のためにならないことなんだね、という、以前からネット上であった理屈です。
そうした「日本や日本人のためにならない」メディアの主張は、たとえば、どう考えてもみんなのためになる年収の壁引き上げ=控除額引き上げ=減税を積極的に支持していないことでも、もう明々白々であります。
とまあ、断酒ブログの分際でこんな大きな話をするのもナンなのですが、ただ酒との絡みで言えば、メディアは完全に酒の味方ですよね。当然ながら酒造会社が有力なスポンサーだということがあります。
テレビのようにスポンサーから広告費を集め、その集積としてタダの娯楽を提供するシステムは本当に画期的な発明であり、だからこそ長い間君臨できたのだと思いますが、それゆえに今は完全に腐敗しています。報道機関を名乗りながらも、スポンサーに対して忖度しなければならないという宿命に加えて、長い間の「成功」で、冒頭で述べたようにきわめて傲慢になっているからです。さらに財務省に対する忖度や中国に対する忖度がプラスされるのだから、一般の日本人にとってはまさに害悪です。
とまあそのように論理展開するならば、「メディアが酒さんの味方なのだから飲まない」ということもまた自分軸の実践になると考えていますが、何か?
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