酒やめて、2492日
「飲んだら太る」で収まっていた時代はいいけれども
前回、前々回のエントリで「飲酒習慣の有無」と「太っている太ってない」の相関関係が、ジジババになるとはっきりしてくるという話をさせていただきました。同窓会など少ない母数での観察結果ですが。
我々ジジババ世代なら、飲酒習慣があったとしても太る程度で収まっていた、ということも言えると思います。私などは定収入皆無のフリーランスなので例外ですが、一般的には我々世代ぐらいまでは終身雇用制も機能していて組織が老後の面倒も見てくれるので、飲もうが飲むまいが自由だったとも言えます(あくまでも恵まれた人だけですが、そういう人も多い)。
なおかつ、その組織においては――これまた私のようなフリーランスにはわからない部分もありますが――今のようにイノベーションを起こせる人材が求められていたわけでなく、やっぱり協調性重視だったので、酒を飲むのも「協調性」なるものの一局面であったのかもしれません。
ただ、ご存じのように、そのような時代は終焉を迎えているわけですよね。当然ながら。
飲む飲まないで大きく差がつく時代に!?
ここで今の若い人、あるいは現役バリバリ世代を見てみると、①ウエーイ酒飲むぜーみたいなパリピー指向の人と、②酒飲んで何が楽しいの? みたいな人に分化しております。
若者の酒離れなどといいますが、「酒離れ」とは、酒が好き嫌いというよりも、飲酒に伴う諸々の価値観をクダラネーと思える人が増えていることだと思われます。もちろんそこには「飲むのはコスパが悪い」と考える人も含まれるでしょうし、さらにもっと意識が高く、たとえばワードプレスの勉強会に来ているような若者は、意図的に飲まずに自分の時間を拡大しようとしています。
そう、やっぱり時間なんですよね。
このブログでもしつこく書かせていただいておりますが、酒を飲まないと時間が生まれます。そして若いうちから飲まないと、その時間は膨大になるということですよね。
その時間を使って何をするかが問われていますよね。副業や投資とはよく言われますが、自分の属する組織の中でイノベーションを起そうと企図した場合でも、社外の時間がことさらに大切になるでしょう。
酒を飲むことで時間をつぶしている場合じゃない世の中に本格的に突入しているのであり、そうしたなかで飲む飲まないは、20年後30年後にめちゃ大きな差になるということですよ。太っている太ってないなどの問題とは比べようもなく。
で、同窓会に話を戻せば、一般的に同窓会は社会的に上手くいっている人間しか出席できないと言いますけれども(我々年代みたいに全員がハーフ無職のような場合は、私のような人間でも出席できるけどw)、その伝でいくと、同窓会に出席できる人間は飲まない人間ばかり、みたいな将来像もあるいは考えられるのでは、と断酒者的には思ってしまうのでありますよ。
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