「断酒している」優越感を断酒継続のモチベーションにするという力技について(笑)。

酒やめて、1434日。

感染症が飲酒文化を駆逐する!?

緊急事態宣言が出た中でこんなことを書くのもナンですが、正月の間、身内で集まる機会が一度ありました。そこで酔っ払いの姿も見ました。同年代に関する限り、やっぱり酒が弱くなってますね。醜態を晒すわけではないけれども、普段とは違う姿が見られます。

酒をやめたばかりの頃は、飲み会などで自分だけ酒を飲まず周りの人間を観察し、その様子が変わっていくのを見て、なかなか面白いもんだなあと感じていましたが、最近は面白いというよりも、そしてうざいというよりも、なんというか自らを含めた同年代の加齢というものを考えざるをえません。

やっぱり酒に弱い東洋人であるところの日本人の、今の高齢化における寿命と飲酒習慣は合致してないですよ。なんの医学的根拠もありませんが、実感はあります。長年の飲酒習慣によるツケが、とくに肝臓と脳に蓄積されて、それが飲酒の時に顕在化するということですね。

さてちょっと前に「人類が有史以来の飲酒習慣に決別する「元年」になるのか!?(期待を込めて)」という話を書かせていただきました。それが真実なのかどうかはわからないけれども、今後、酒文化は衰退していくだろうなあというある種の確信はあるのです。

繰り返しますが高齢化した今の日本人の寿命と飲酒習慣はおそらく合ってない。日本人は一生酒を幸せに飲み続けることはできないと思うのです。長年の飲酒習慣は、とくに脳をだんだんスポイルしますが、その「長年」がことさらに長くなっている今、飲酒と上手に長年つきあっていくのは非常に困難だということです。しつこいようですが。

もちろん飲酒文化の衰退(仮)の背景には、飲酒運転や酒によるDVなど酒害の問題が以前よりも大きくクローズアップされていることもあるでしょうし、芸能人などが問題を起こすたびに社会的に糾弾されます。また日本以外の先進国では酒規制が強化されています。ちょうど「嫌煙」がアメリカやヨーロッパから輸入され、あっという間にタバコを社会の片隅に追いやったのと同じことが起きるかもしれません。

そしてここにきて感染症ですよね。飲酒習慣と感染リスクの直接の関係は分かりませんが、もちろん飲酒による肝機能低下・腎機能低下は感染リスクを大いに高めるでしょう。とくに、コロナのような現時点でワクチン接種もできず、また終息までの道筋が見えていない感染症については、「感染に強い身体になる」しか対策がなく、その観点からも飲酒の是非を考えなきゃならないと言えます!

なんて、酒の地位低下というか世の中の酒離れについて、こうであればいいなというところを書き連ねました。もちろん断酒者としてのご都合理論もかなり混じっていますが、そんなには間違ってないと思います。

断酒者は上級国民であるという珍説!

そして言いたいのはですね、とりあえず酒離れ――それは「今どきま~だ酒なんか飲んでるの?」でもいいし「コロナのために酒やめよう」でもいいのですが、そうした世の中がやってくると仮定しましょう(私はもうやってきつつあると確信しています)。その中で、断酒者は、ある種上級国民(!)になれるということですよ。

以前、「今の人類を宇宙人の視点で見てみると、いろいろ言い得ておもしろいという話」といった話を書かせていただきました。もし宇宙人がやってきて今の地球人を見たら、酒という不合理な飲み物をまだ飲んでいる人種と、それに決別し進化した人種に、人類を分類するのではないか、という、まあ妄想ですけど(笑)。

で、その「進化した人類」はおそらく経済的にも豊かで社会的ポジションも高い、と宇宙人はビッグデータから分析するでしょう。すなわち「上級国民」です。我々は一つ上の存在になったわけですね(そうなのか?)。

いやいやいや、これは一般の方から見れば、あるいは通常飲酒の方から見れば、鼻持ちならない独善理論なのはわかっていますよ。でもそう思い込むことが断酒のモチベーションになるのは事実ですし、私自身、断酒して以来そう思うことが習い性になり、それを糧に断酒を続けている次第です。

隣で飲んでるやつを見ながら、こいつ遅れてるなあと心の中で蔑み、それを優越感に変換し、断酒モチベーションにするのはうちらの自由ですもんねー。どんどんやっていきたいと思いますし、もしそういうふうな意識を持っていない謙虚な断酒者がいたら、この方法をぜひお薦めしたいと思います。

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