合理的ではない付き合いを助長するのがお酒だよね。

酒やめて、1928日。

unreasonable

貧困と孤独には関連性がある!?

一昨日、「酒は社交の感覚を狂わせるよね、という話」といったことを書かせていただきましたが、それに関連して「「結婚どころか友達もできない」年収300万円未満の男性を孤独に追い込む”決定的要因”」という面白い記事を見つけたので、断酒者の立場から論じて(?)みたいと思います。

詳細はリンク先をご参照いただきたいのですが、ここで述べられているのは孤独と貧困の関連性です。お金がないと人付き合いもできないということですね。このテーマは深淵かつ広範なものだと思いますが、断酒者としては、一部、そうなのかなあと思うところもあるのです。

一昨日も書いたようにアル中時代の私は、飲み会といっても基本的には酒が主、人付き合いが従で、そもそも一人だって飲みに行くのだから、人付き合いにお金がかかるという感覚はなかったのです。もちろん結果的にお金が出ていって貧乏になってましたけれども。

一方、一昨日取り上げさせていただいた「りゅーざき」さんは、人付き合いするにもお金がかかるから嫌だという考え方です。普通です。

ただし、お酒をやめた今は、人付き合いって案外お金がかからないもんだなあと実感しているのも事実であります。実際、断酒友とファミレスで話し込んだりするときはパフェ+ドリンクバーなので1人1000円とかですよ。主婦の皆さんなどはドリンクバーだけで延々と話し込んだりしてますもんね、周りを見ると。

また友人と会ってご飯を食べようなんてときだって、とんかつ屋とかスシローとかなので一人1500円、ゴチしてあげても3000円、安いのでゴチしてもらうときもあります。なので酒飲まないとお金がかからない。ということがまず一つあります。もちろん、相手が飲む場合は別ですが、ただ、付き合う人に飲まない人が増えてきて、飲む人は次第に忌避するようにはなります。だって話聞くの面倒くさいし、飲み屋は基本寒いですから(この感覚は本当に断酒してからのものです。飲んでいた時代はどれだけ無駄に体内に熱持ってたんやーという感じですねw)。

酒を介した社交は曲がり角に来てますよ

さて、もともと社交を外でするというのは日本独自の文化で、それは日本の家屋が狭いから、みたいに理由づけされます。諸外国では家に呼ぶのが最高のおもてなしだったりするそうで、まあそれはそれで面倒くさそうですけどね。

だから日本の場合居酒屋文化が発達し、それは江戸時代からなんでしょう。鬼平が配下の密偵から情報を得る代わりに酒を飲ませるのも居酒屋です。つまり街全体を利用して付き合いを行うのが日本の昔からの感覚だったわけで、そこに飲食店が介在し経済が発生していたわけですよね。

ただしこの江戸以来(?)のシステムがコロナの影響もあり曲がり角に来ていて、交際費という概念もだんだん消えています。オンライン上でも交際できますし、もう直接会うのも面倒くさい、みたいな部分ってあるじゃないですか。

むろん、先の記事にもあるようにお金がないから女性との出会いがない、結婚できないというのは、実際そうなのかもしれません。ただそうした結婚も含めてもう人付き合いに合理性を見出せないようにだんだんなっている。

で、その合理的でない人付き合いを助長するのが酒、ということで、必要なときだけ酒レスで会えばいいんじゃない、そしたらお金もかからないし、と思ったりするのですよ。

いや、そうは言っても……というムキもあるかもしれませんが、なんだかそういう方向に確実に世の中動いているような手応えもあるのです。

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