断酒erは「戦闘力」が高いのだという話。

酒やめて、2592日

断酒してから後の「怒り」はホンモノなのだ!

酒やめて以来、毎日を淡々にして坦々と、心おだやかに過ごしている断酒erでございます。いや、まったくねー、飲酒時代は沸点が低いというかアンガーコントロールができないというか、あっちにぶつかりこっちでぶつかり……でしたよ。酒さんが「A=Anger」を引き起こし、その上で自らを飲ませようとしていたわけですねー。と、他者のせいしちゃいかんが。

ともあれ「ぶつからない」ことを旨とし、そのためのハックも身につけているつもりでいるのですが、ただ、それでもどうしても「A=怒り」が湧いてくることがあります。

一応、自己弁護すると、この場合の怒りは、飲酒時代の、なんというか怒りにまかせた怒りではないのです。降りかかる不条理を打ち払うための「怒り」であります。

そうした怒りの特徴として、断酒erのおだやかな心(自分で言うな、ですが)、そしてなるべく軋轢を避けたいという逃げの姿勢をもってしても、それでも、こら怒らんといかんやろーになるものだということが挙げられます。

それが証拠に、いつまで経っても消えないからです。よく、怒りは数時間と続かないのだからやりすごせといいますが、数か月経っても消えないとこれは構造的な怒りであり、なにしろ断酒erのおだやかな心という、いわばきわめてキメの細かいフィルターを潜り抜けてきたのだからホンモノと言っていいのです、しつこようですが。ともあれそういう次第で、怒りを引き起こした相手と戦わなければなりません。

断酒erならではの有利さを生かして籠城戦、持久戦に持ち込む

この「戦う」ということを考えたとき、断酒erはきわめて有利なポジションにいて、それがタイトルです。

これまたいつも書いていて大変恐縮ですが、酒をやめると時間がわさわさ湧いてきます。経済的にも復活するしエネルギーも回復します。この三つ、とくにたっぷりの時間というチート力で闘えば、こら無敵やろーというご提案(?)であります。

むろん戦うといっても、フィジカルに闘うのではありません(当たり前だ)。そうしたらたいてい負けるがな、です。当然ながら、合法的に頭脳で戦うのですね。

こうしたケースにおいては、下調べに時間をかけられるほうが絶対に有利ですし、むろん金もあったほうがいいしエネルギーも必要です。そして繰り返しますが、断酒erにはこれが揃っている。

まだ酒をやめたばかりで経済的エネルギー的に復活しないというケースにおいても、時間だけはたっぷりあるはずです。ここでとにかく調べまくって作戦を構築する。

相手はそれなりに忙しく働いていて、仕事が終わればあー今日もよく働いたで飲んでいるでしょうから(一般論として)こちらが圧倒的に有利です(しつこくてすまんが)。

とまあ、私の陰険な性格が顕わになったようで恥ずかしくもあるのですが、ただ一つ言えることがあります。

どうしても収まらない怒りがあるのなら、まず酒をやめてみてその怒りがホンモノかどうかを検証する、そしてホンモノである、つまり単なる感情的な怒りではなく、自分が置かれている立場についての構造的なもので、社会的にみてあきらかに理不尽であれば、とくに時間のチート力を使って戦うための作戦を立てる、それができるということです。

また重要なのは、酒やめると自己肯定感も復活しますので、それに裏打ちされた「絶対に泣き寝入りしない」という思いも確固たるものとなり、そこから西村寿行先生じゃないけど「汝、怒りもて報いよ」に至るのであります。

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