アル中、アル依の特殊性を情報拡散という観点(?)から考えてみると。

酒やめて、2112日。

薬局の姿勢に違和感!?

手術入院を経験して、すっかり病院や薬局とのお付き合いが増えている断酒者でございます。そして薬局といえば、ちょっと前にこんなツイートを見ました。

これねー、経験上からもわかるんですよ。世の中の薬局という場所は結構「あからさま」です。だから私のように、そこで情報収集というか地獄耳学問しようと思っている人間にとってはネタの宝庫だったりします。

私自身にしても、昔、心療内科に通っていたとき、クリニック自体はやはりそういう性格の診療科なので待合室のパーティションなども非常に気を遣ったものになっていましたが、薬局はわりにあからさまで、病状について陽に焼けた体育会系の薬剤師さんが、大きな声でハキハキと説明してくれました。私は気にもなりませんでしたけれども、気にする人は気にするでしょうし、今の日本の医療界の構造的な問題だったりするのかなあ、とも大袈裟ではなく思ったりします。

病気と秘匿義務(?)については、医療界では当然のことと考えてられてきましたが、ここに来て、医療界以外の一般人のコンプライアンスが確立してきた結果、医療界の一端である薬局の姿勢に、多くの人が違和感を覚えるようになっていたりもするのでしょう。

要は、一般人の意識の高まりの裏返しですよね。そして、病気についてあれこれ言わない、拡散しない、センシティブに扱うということは、社会的規約として人類が長い時間をかけて培ってきたものです。ただ、そこから外れてるのが、アル中とアル依だということは、いつも書かせていただいている通りです。

アル中という「病気」の特殊性①②とは!?

ほんとにねー、アル中アル依はコンプライアンスの適用外になっているとしか思えないですよ。「あいつはアル中だああ!」と吹聴して回る輩がいますしね。そういう輩は、自分がアル中じゃないと自分に言い聞かせるためにそういう挙に出ているわけで、このあたりがアル中という病気の特殊性①です。

ちなみに、私はアル中で病院にかかったことはありません。断酒友から薦められた病院が、子どもの頃によく「〇〇病院行きー」と教師や親から言われていた場所でトラウマがあったのです――しかし学校の先生でさえそういうことを普通に口にしていた、対病気コンプライアンスがきわめて低い時代もあったのですよ、若い人には信じられないかもしれませんが。だから、アルコール依存の治療薬などを処方してもらったこともないのですが、そういう場合、薬局の対応はいったいいかなるものなのかなあと思ったりもします。

とまあ、そうした薬局の対応に代表されるように、周囲のコンプライアンスと自分の意識にギャップがある以上、自分で自分のメンタルを守っていかなきゃいけない。当然ながら、一番手っ取り早いのは病気にならないことです。そしてアル中アル依は「ならない」「治す」ということが自分で決められる唯一の病気である(他の病気の人から見れば、うらやましい限りでしょう)。それが、特殊性②だということをここに確認し、肝に銘じておきたいと思います。

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