「若者の〇〇離れ」から見えてきた、〇〇の中でも際立つ酒のタチの悪さ。

酒やめて、1216日。

ある意味、オワコンリストだったりする

ネット上に「若者が離れていったもの一覧」があります。ずいぶん前からあったようですが、私は最近知りました。ちょっと書き出してみますね。

食関連 酒離れ、外食離れ、調味料離れ、お茶離れ、ビール離れ、梅干し離れ、ガム離れ、刺身にわさび離れ、おでんに辛子離れ
運動関連 野球離れ、学生運動離れ、スキー離れ
生活関連 献血離れ、借金離れ、犯罪離れ、就職離れ、会話離れ、交通事故離れ
趣味関連 旅行離れ、ギャンブル離れ、CD離れ、映画離れ、ゲーム離れ
思考関連 浪費離れ、夢想離れ、宗教離れ
嗜好品関連 煙草離れ、クルマ離れ、バイ離れク、腕時計離れ、ブランド離れ
情報媒体関連 テレビ離れ、ラジオ離れ、新聞離れ、雑誌離れ
性関連 風俗離れ、恋愛離れ、女性離れ、性交離れ

もちろん「学生運動」が運動カテだったりしてネタっぽくもありますが、ただ一面の真実もあるでしょう。

そしてこれらの多くは、いわゆるオワコンです。あるいはコスパが悪いものです。

考えてみれば、こうしたものがこれまで、経済を回す大きな役割を果たしてきたわけですよね。ただ、ここに来てその歴史的な役割も終わりかけ、そのことを、若者が離れていくというかたちで実証している……とも言えそうです。

もちろん当の若者からすれば、そういうものから離れたくはないけれども離れざるを得ないという意見も出てくるでしょう。

というのは、大前提として「若者はかわいそう」プロブレムがあります。現在の高齢者の「美味しい思い」のツケをすべて若者が背負うようになっている――老人に若者が奉仕する社会構造がやはり問題でしょう(参考「高齢者オリエンテッドな社会制度で、若者に対する福祉はストロングゼロだけ? それじゃあいかんでしょ、やっぱり」)。

さらに、日本は労働流動性が少ないので、世代によって運不運がありすぎるという問題もまたあります。

オワコンテンツに代わるものは?

とまあ、そんなことを私のような者が訴えても詮ないことですが、どうすればいいかを若者の立場に立って考えてみると、先の表にあげたものと対比するかたちで、必要なものが浮かび上がってくるのです。

それは、順不同かつ各論的なもの総論的なもの入り混ぜて列挙すると、「投資」だったり「副業」だったり「生涯独身」だったり「コミュ二ケーションの最適化」だったり「学び」だったり「社会貢献」だったり「海外ノマド」だったり「プログラミング的思考」だったり「SEO」だったり「歯に厳しいw」だったりです。

つまり、単なる消費ではなく投資的消費、人生や世の中を向上させるためのコンテンツが、「〇〇離れ」の〇〇(たとえば酒)に代わる、新世代の必須項目になっているという構図ですね。

そして、ですね。今、挙げてみた新世代の必須項目(と思われるもの)がすべて「酒」というものと対極に位置にあるというか、酒を飲んでいてはできない、酒と極めて相性が悪いものであることもわかります。

このような視点からしても、もうまったくもって酒飲んでる場合ではないし、今後は、酒を含む〇〇離れ項目にしがみつく人間と、そうでない人間に分化していくのでしょう(参考「酒をやめて気づいたこと。人類はもしかしたら分化し始めている!?」)。

ジジイ的にも後者でありたいものです。

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