酒は一つの生き方しかできないようにする。

酒やめて、2426日

「それではいかん」と社会が言ってる!?

ここのところ、酒が世の中から退場する潮目が来るのか来ないのかといった話を書かせていただいております(参考「「一滴の酒でもNG」が明らかになったわけですが」「世の中の潮目が変わり始めたことをひしひしと感じます。酒さんはどうですか?」)。いや、これも断酒er理論(?)かもしれませんが、今の社会状況と飲酒習慣は徹底的に合わないのは事実でしょう。

私なども自分の会社員時代を考えると、あー今日もよく働いたー(実際はたいして働いてない、あるいは働いているふりをしていただけ)で、夕方になると気もそぞろで飲み相手を探し、首尾よく見つかったら、あるいは見つからなくても街にくりだし飲んで酔っ払ってたびたび終電……みたいな生き方をしていました。そう、これはまさに生き方であって、とにかく毎日がそうしたパターンだったのです。

フリーランスになってからも、そのように「仕事と酒だけ」という生き方しかしてなかったのは同じでした。

それでも生きていける世代、あるいは個人的な状況がそうであれば別に問題はないでしょう。ただし今は、多くの人がそれだけだと将来的な備えができない、あるいは自分のキャリアアップができないような社会構造になっていますよね。パラレルキャリアということがよく言われるところではあります。

で、酒はこの「パラレル」を著しく邪魔します。酒飲んでると、ホントに自分の本業と酒しかなくなる。が、今はそれではいかんと社会が言っている。嫌な時代ではあります。

飲酒習慣による「独善」は、次世代にも悪影響!?

実はこの弊害、すなわち飲酒習慣がゆえの生き方のワンパターン化は、子どもに対する態度にも顕われます。私の場合ですが、そのようにな生き方をしているがゆえに考え方も独善的で、「パパの言うことを聞いてればいいんじゃー(お前よりも世の中についてよくわかってるから)」でした。

しかし今は、子どもを囲む環境も大きく変わっておりまして、学校現場では「自分軸を持つ」「自分の頭で考える」が重視されています。少なくとも先進的な学校ではそうです。

進路に関する三者面談などもそうですね。昔は三者面談といえば、親と教師がグルになるというイメージがあって、だから多くの場合、「親+教師vs生徒」という構造でしたけれども、今はどちらかといえば「親vs生徒+教師」です。

Z世代は、親よりも意識的に先に行っちゃってるんですよ。だから親だって、子どもと接するにあたってもっといろんなフェイズを持たないといけないのに、酒を飲んでいるとそれができなくて「パパの言うことだけー」になります。しかもその「言うこと」は、酒飲んで非常に狭くなった経験範囲に立脚しているので何をかいわんや、です。私の場合はまったくそうでした。

飲酒習慣があると一面的な生き方しかできなくなり、それは怖ろしいことに次世代にも影響及ぼすということに改めて思いを馳せる断酒erなのでありますよ。

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