酒レスのミニマムライフをシミュレーションしてみる。

酒やめて、1866日。

そこそこ働けばいいんですよ

ちょっと前に「「労働」が変容している今、酒との付き合い方が変わるのは当たり前だよねという話」という話を書かせていただきました。結局のところ、組織にディペンドすることなく自分の将来は自分で備えなければならない時代にあっては、自分の時間とエネルギーが労働によって毀損されるのが一番怖いわけですよね。ですから、サビ残などブラックな労働などもってのほかというわけであります。

そして酒との絡みで言えば、そのような人生を毀損しがちな労働ほど酒を必要とする点が厄介なところです。ただ、これまでもしつこいくらい書いていますが、仕事の疲れを癒すために酒を飲んでいては将来に備えられない。

逆に言えば、酒で癒す必要があるほどの労働はせず、そこそこに働き、そして自分の時間をマックスとし、その時間を使って「何か」をすることが、今後は生き方の基本になると思います。「ゆるワ―」の時代になるのではないか、と。

極端なハナシ、治験バイトで暮らすのでもいいわけですよ。それで生活が成立するという説もありますし、も出ています。治験バイトの場合、飲酒制限されることも多いですから、断酒者的にはちょうどいい(?)のです。

一方、コロナ禍においてリモートワークというものが生まれ、住む場所ももうそんなに通勤に便利なところでなくてもいいというふうにもなっています。まあこれは人それぞれ事情が異なるでしょうが。ただ、会社に便利なところに住む≒会社に忠誠を誓うであり、その意味は、終身雇用も勤続年数に比した昇進も崩壊してる今となっては、まったく薄れていますよね。

住む場所もミニマムでいいんですよ

だから住む場所もミニマムでいい、ということになります。私はフリーランスなのであまり参考にならないかもしれませんが、コロナによって家賃負担が減った者の一人です。事務所をたたみましたので。家賃が減るということはこんなにラクになるものなのだなあとは思っています。

フリーランスであれば、はなからどこで働いても良いのですけれども、ただやっぱり今までは、名刺に刷る住所の意味、みたいなものもあったわけですよ。見栄も含めて。でももうその考え方が完全に崩壊しました。名刺にどこの住所を刷っていたとしても、コロナでと言ってもらえますし、それが今後はデフォになるでしょう。思えば数十年前は南青山なんてところに事務所を借りていましたが、そこから考えれば隔世の感です。

さて、そこで首都圏の、住むための家ということを考えてみますと、お一人さまが住むにあたっては異常なほど安くなっています。

たとえば、とある大学がやってきて学生向きのマンションやアパートが一気に建ったのはいいけれども、その大学が撤退し大量に部屋が余り激安で貸し出されている地域は存在しています。

よく地方の保護者さんなどで、首都圏や関西の大学に行かせると「家賃が」「物価が」とおっしゃる方がいますけれども、首都圏の外郭部と大阪は、家賃も物価も地方都市より安いですよ。

また男のお一人さまで単身者用の部屋に住む限り、周囲の環境などは考えなくてもいいわけですから、とことん安い場所を選べます。それだけさらなるゆるワーが可能になり、自分の時間が増えそこで何かができるということにあいなると思います。「自分でなんとかする」という時代にあっては、ゆるワーに基づいたミニマム生活がデフォになり、そしてますます酒が入ってくる余地がないというわけですよね。

私はここで述べたことに近い生活をしている者です。それじゃ楽しくないだろという向きもありますし、むろん毎日特別なことはありませんが快適ではあります。なぜならストレスが溜まりませんから。

そしてストレスというものが身体だけでなく脳の劣化をまねくことが常識化していますので、ますますゆるワー&ミニマム生活の妥当性が強調されるのではないかと思ったりします。繰り返しますが、そこに酒は入ってこれません。

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