身軽にならなきゃいけないのに、飲酒による思い込みがそれを阻止するという話。

酒やめて、1178日。

当然ながら、フリーランスは振り幅が大きい

私はフリーランスという立場で仕事をしていますので、いわゆる勤め人の方よりも良い時期、悪い時期の振り幅が大きいと思います。好況に強く不況に弱いということですね。

しかしながら今は黒字リストラもあり、雇用というものが非常に不安定になっていますので、被雇用者もある意味フリーランスと似たような立場なのかもしれません。ですから、以下参考になるかもしれないので書かせていただきます。

バブル回顧譚をするのもなんですが、嫌われるのをわかってやらせていただくと、当時、周りのフリーランスの中にはポルシェやベンツはもとよりフェラーリに乗ってる人間もいました。私はダイハツシャレードでしたが(笑)。

で、フェラーリは工業製品ではなく工芸品ですから、普通の車と違って資産価値が目減りしないなんてことも言われます。しかしですね、フェラーリの工芸品としての価値を保つのには非常にコストがかかるので、この辺は微妙だったりします。余談ながらあまりコストがかからずに維持できて、換金性が良い車のナンバーワンは私はランクル70だと思います。

屋内駐車場が確保できる方は、ポルシェ911の997型もいいかもしれません。ポルシェ911を所有して普段乗りすると人生変わるといいます。サーフィン同様、酒がない心の隙間を埋めてくれるのに十分な存在になるかもしれません(参考「酒やめてサーフィン始めると、マジで人生変わるよという話」)。996型以外の911が300万円台で買えるのは日本だけだそうです。酒やめたらすぐ買えそうです(笑)。

それはともかく、フリーランスは振り幅が大きいのですよ。ですからやはりバブル崩壊、あるいはリーマンショックから民主党政権の時は非常に辛かったですし、アベノミクスはなんだかんだ言われてますけれども経済の活性化ということでは感謝しております。

そういうふうに振り幅が大きい仕事と生活をしていると、やはり身軽であることが本当に大事だなあと思ってしまいます。高利の借金の類をしないのはもちろんですが(借りるなら親です。とくに女性の場合、血縁上のパパをいかに上手く利用するかがポイントになると思われます)、家を持ったり、分不相応な、しかも換金性の良くない車に乗ったり、子どもを私立中に行かせたりというのは人生の重荷になります。そしてその中の一つに飲酒習慣があるということです。

「他人様並みの幸せ」を追求し出すと危険!

とくに持ち家は危険です。やはりローンのほかに固定資産税というものが絡んでくるので、リスクが大きいですよ。家を手放すと身軽感が半端ではないです。

でもなぜ手放せないかというと、以前も書きましたがそこに同調圧力というものがあるからです(参考「酒による「ねばならない脳」に同調圧力が加わると、かなり強力な人生破壊兵器になるという件」)。

「同調圧力」というと他人様のせいのようですが、要は見栄ですね。うーん、でも見栄というのもちょっと違っていて「人並みの幸せとはこんなものだ」という思い込みです。

で、この思い込みをさらにヒートアップさせるのが飲酒行為というものです。酒を常時飲んでると単純にお金がかかるというだけでなく、思い込み脳になってしまうので、現状をなかなか打破することができず、酒以外の重荷をダラダラと抱え続けてしまうことになりがちなんです。人生設計について思考放棄しがちになるのですね。

そしてフリーランスの立場で不況に陥り、「思い込み脳」によって「他人様並みの幸せ」に固執してしまうと結構ヤバいです。すぐに下流落ちしてしまいます。

でも飲酒習慣があるとなかなか身軽になろうという発想が出てこないのです。

やっぱり飲酒と下流落ちはいろんな意味でつながっているのですよ(参考「老いと貧困と酒は、手に手を取ってやってくる」)。不況に突入しようとする今、つくづく酒やめておいてよかった、なのです。

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