「飲み会を絶対に断らない女」@山田真貴子vs「飲み会を絶対に断る女」@壇蜜について、断酒者として余計なお世話ながら。

酒やめて、1488日。

「飲み会を絶対に断らない女」は公務員の性か?

総務省会食問題の渦中の人だった山田真貴子内閣広報官が、昨日、辞任しました。野党としてはしてやったりなんでしょうね。ただ立憲民主党の辻元清美の“追い込み方”は「更迭の決断を!」→「優秀な官僚が潰された!」といったギャグみたいなもので、一般人の感覚としては、そういう政治ごっこもいいけれど、とりあえず今はコロナ収束対策に全力を注いでくれよ、ですよ(怒)。まったく。

さて、件の山田広報官といえば、「飲み会を絶対に断らない女としてやってきました」発言が話題になりました。これも、元アル中としてではなく、一般人としてなんとなくわかります。私なんかでも公務員の方とフランクな席で話すと、彼ら彼女らは、民間の方と話すのは楽しい勉強になると一様に言ってくれます。そうした気分が「断らない」のベースにあったのではないかと勝手ながら推測いたします。いい方に解釈すれば、仕事熱心な公務員の「性」ではないかと。余計なお世話ながら。

で、この発言に対するいわばカウンターとしての壇蜜さんの「私は飲み会を絶対に断る女」発言もまた話題になりました。ちなみにこれもどうでもいいことですが、壇蜜さんのお相手である清野とおるさんについて、このブログで取り上げさせていただいたことがあります。(参考「壇蜜さんのお相手とアル中の意外な関係とは?」)。

ともあれ、山田真貴子さん、壇蜜さんお二人の真意がどこにあったのか知る由もないのですが、飲み会というものが、ここに来ていろんなふうにとらえられていることは事実でしょう。

個人的なことをいえば、酒やめてからも飲み会に誘われることはたまにはありました。行く前はかなりめんどくさいです。でも行かないといろいろ義理を欠くしなあと思って重い腰を上げると、まあそこそこ楽しかったりします。

一方、飲酒時代はむしろ飲み会を企画する側でしたから、来ないやつはそいつが飲酒者だろうが非飲酒者だろうが、飲み会に参加しないなんてばっかじゃねーのという気分でいた本当の愚か者でございます。

飲み会なんて、なんら特別なものじゃない!

つまり酒好きにとっては、飲み会というのは最優先事項なんですよ。で、非飲酒者になってみてわかったのですが、非飲酒者はじめ適性飲酒者含む普通の人々にとっては、いろんな楽しみやいろんなやらなきゃいけないことがあるうちの一つであり、これらはあくまでもフラットな関係なんですね。

そしてこれは当然ながら、普通の人の考えのほうが正しいです。飲み会がすべてに優先するものであるわけがありません。その意味では壇蜜さんは、すごくいいところを突いていたのではないかと思いますし、おそらく世の中はそういう方向に向かっているのでしょう。じゃあ山田広報官が「遅れている」のかといえば必ずしもそうではなく、公務員の世界の特殊性もあると思います。冒頭に記したように、「外に目を向ける」ために必要以上に「(民間との)飲み会」を重く考えていたのではないでしょうか。余計なお世話ながら。

ともあれ今は、時代の激変の渦中にあり、あらゆる意味で社会が不安定になっているなか、やらなきゃいけないことは山ほどあります。そしてそのうちの一つが飲み会であり、それは他のものと同じテーブルに載せて比べるべきものです。

飲み会がすべてに優先するなんていうのは、まあ昭和の価値観ですよね。飲酒時代の私はそれがまったくもってわかっていなかった。何しろ「趣味は飲酒」であり、それを飲み会というかたちで他の人にも強制していました。これが「趣味は飲酒」の悪質な点であるとともに、飲み方というものが内包している問題点です。

繰り返しますが、飲み会なんてものは、やらなきゃいけないいろいろなマターのうちの一つであり、他のものと同じテーブルに並べてその優先順位を検討するものです。そうしたことは、もはや社会の常識になりつつあるのではないでしょうか。こう書くと何を今さらと感じられる方も多いと思いますが、飲み会最優先社会だった時代だってあったのです。ですからやっぱり時代は変わってますよ。

もっと優先するべきものがあるのならそっちをやれば良い社会において、ある意味酒を飲まない、酒に溺れてないというのは、そのようなフラットな視点を自分で持てるという意味でアドバンテージになってるように思います。何度もすみませんが、飲んでいると飲み会最優先になりがちですから。

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