やっぱり酒とは添い遂げられないよね、長寿化ならなおさら。

酒やめて、3936日

「よく飲んでたからねー」は真実だった!?

最近、私にしては忙しく仕事をしていまして、出張にも出かけております。そうすると出張先で久しぶりに会う仕事仲間もいて、そうした人から「〇〇さん亡くなったよー」などと、私よりもちょっと年上のまだ60代の方の訃報を聞いたりもします。

我々の業界には、仕事の性質のせいなのか、50代で亡くなっている方もそこそこいます。私が以前勤務していた会社の直属の上司は40代で亡くなりました。そしてこういうことを言うのもナンですけれども、共通してるのはやはり「酒」だったりするのですね。「よく飲んでたからねー」という昔から口にされてきた言葉とともに語られたりもします。

もちろん私の周囲(だけ)の非常に数少ない事例なので一概には言えないのですが、ただ人類が、酒を飲むと長生きできないことを経験的に知っていたのは事実でしょう。そして長寿化とともに今、それが昔以上に顕在化しているのではないでしょうか。何が言いたいかというと、酒と添い遂げられる人は非常にレアだということです。「レア」とは、若いうちと同じように飲んでいて、という意味でです。

逆に言えばそうでない人も、実は多いのですよ。以前も書きましたけども、酒量がめっきり減って、という人は同世代でも案外多くいて、一緒にご飯など食べていても、最初の一~二杯で「もういいや」になるのです。そういう人は、飲酒生活と上手くおりあいをつけられた、ということで、「酒で早死」もないと思われます。

やっぱり酒と一生付き合うのは難しい

一方で、私のようなアル中的飲み方はもちろんですが、たとえば晩酌にビール2本と焼酎2杯みたいな「多いかな」的な飲み方は、一生は無理だと思われます。

ただ、そうしたことが表面化しないのは、先に挙げたように、齢とともに飲めなくなった人、飲まなくなった人が多く、それに紛れてしまっているからでしょう。

では、自然に飲めなくなるための「条件」はといえば、よく指摘される通り、酒に対する「耐性」をつくらないことですよね。

一度その耐性ができてしまえば、自然に酒量が減っていく、つまり酒との付き合いを軟着陸させることは不可能になります。で、最終的には「よく飲んでたからねー」になるのでしょう。昔から言い伝えられてきたことが真実であることを証明してしまう。

でもって、添い遂げられる、添い遂げられないの基準、つまり自分に耐性ができたかできなてないかは、わからないのですよ。普通に飲んでいて、やがて飲めなくなる(=酒から逃げ切れる)と思っていても、そうじゃない場合もある。やっぱり、長くなってしまった一生を通じて酒と上手く付き合うのは難しいと、しみじみ感じるのでございます。

原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。

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