酒やめて、3183日
「医」に金をかけたくないのだ
タイトルですが、「酒と健康」「断酒と健康」ということについてあらためて考えてみたいと思います。なにを当たり前のことを、いう向きもあるかもしれません。健康のために酒をやめるというのはよく聞くところでもあります。
ただねー、多くのアル中、アル依、あるいはそこまで行ってなくても飲酒習慣のある人間は、このように思っているのではないでしょうか。当然、飲酒時代の私もそうでしたが。
酒やめてまで長生きしたくねー!
さらに、酒をやめてまで長生きするのはダセーとすら思っておりました。
ただ酒をやめてから、このことにはまた別の側面があると考えるようになったのです。それは健康であることと節約の関係について、です。
齢食って思うのは、やっぱり病院には金がかかる、ということです。むろん、別に病院なんか行かなくてもいいという考え方もあるでしょう。それもまた一理あるようには感じます。このあたりは、コロナワクチン接種の是非にも通じるものがあります。
ただ現実問題、そうなると痛みや苦痛に耐えなくてはいけない。そういうことを取り除いてほしいから、病院あるいは整骨院といったような医療機関にかかることになり、これが家計の中で大きな要素を占めることに、あらためて気づくのですよ。
酒を飲んでいるとなおさらで、どうしても高血圧リスク、糖尿リスクが高くなり、それを管理しなければならない。たとえ「酒やめてまで長生きするのはダセー」であっても、高血圧だと脳梗塞リスクを抱えてしまい、その脳梗塞で死ねばいいけど、後遺症が残ってしまうのだけは避けたい。糖尿も同じで、すぐに死ぬことはできず、どんどん身体の機能を奪っていきます。
そして、この辺のところをマネジメントしようとすると、医療費サブスク状態になってしまう(参考「老後計画に医療費サブスクは極めて深刻な影響をもたらします」)。ひとたび医療費サブスクに陥ると、よく言われる携帯料金見直しや保険見直しをしたところで追いつかないという状況になります。むろん、糖尿と診断されると、この医療費サブスクは爆上がりしてしまいますよね。このような固定費が高額ということは、家計にとって致命的です。
ミニマムライフに意味があるので
ところで、現役世代の基礎控除よりも年金生活者の基礎控除のほうが、わずかですが大きいことをご存じでしょうか? これってめっちゃ矛盾してるじゃねーかどこまで高齢者優遇なんじゃーと思い、税理士に糾弾(?)してみたことがありますが、それは年金生活者、すなわち高齢者は医療費がかかるのを考慮しているとのことでした。10万円以上の医療費は控除対象になりますが、それ以下についても配慮されているわけです。
それはともかく「死にたくても死ねない」「ぴんぴんコロリを目指したい」という状況のなか、家計のなかで医療費が占める割合を考えると、酒を飲まないのは相当な意味があるのかなあとも思います。
家で、甲類焼酎の炭酸割りを飲むという、アル兄わかささんのような飲み方であれば、それほどお金がかかることではないかもしれません。「食」に興味を持たない限り。ただし医療費支出という観点から考えると、酒飲まないのはありがたい話ではあるとは考える次第でございますよ。医療費支出の大きさは、低収入低支出のミニマムライフの大敵であり、そしてミニマムライフの実践は、自分の自由な時間をマックスにするということですから。
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