酒やめて、2840日
「胴元」が全世界だからマイナス成長リスクは小さい!?
一昨日、「「断酒して投資せよ」は、どの程度正解か」といったエントリを書かせていただきました。「投資」のハードルではなくて「投資で成功する」ハードルがかなり低くなっている。これってめっちゃ大きなことだと思うんですよ。しつこいようですが。
これまで株式投資というとゼロサムゲームで、すなわち誰かが得をすれば誰かが損をするという構造とされていました。なので株は博打と言われました。博打も典型的なゼロサムゲームですよね。
ところが新NISAなどのインデックスファンドにおいてはそうでなく、いわばウインウインゲームになっている。長く保有すれば、損をする可能性が低い仕組みになっている。「胴元」が世界経済であり、それが成長し続けているからです。
一般人が投資する株式市場が日本国内に限られていた時代はゼロサムゲームだったのかもしれませんが、しかし全世界ということを考えると右肩下がりリスクはきわめて少なくなるのではないでしょうか。
とまあ、こんなことはあらゆるところで言われていることで、私のような者がいまさら声を大きくするようなことでもないのですが、ただ断酒ブログ的には、とにかく酒をやめて、タネ銭をつくることも必要だという主張(?)が一つあります。
とくに日本においては給与水準やフリーランスのギャラ水準が低いままですから、それだけを当てにせず投資との二本立てで行こうというふうに推移していて、政府もそれを推奨しています。で、「二本立て」が一般的になると、当然、物価などもそれを前提に上がっていく。ということは、投資をしないと黙っていても損をします。また借金があったりしてその利息を払っていると、もう天と地の差になってしまいます。これは住宅ローンの是非にも関わってくる問題でしょう。
「投資で成功する」ハードルがかなり低くなっているということを考えると、やるかやらないかで人類の分化は進行するし、「やる」第一歩の一つが断酒だったりするのではないかと断酒ブログ的には考えます。
「嫌儲」から脱するときが来たよね
とまあ、それもまたお前に言われなくてもわかっとるわいっの範疇でしょうが、実はここからが言いたいところでありまして、日本には「嫌儲」という思想があります。「嫌儲」という言葉自体は2ちゃんねる発祥といいますが、これはもう日本人の属性と言ってもいいと思います。
たとえば江戸時代のバブルである田沼経済を潰したのも、松平定信をはじめとした「嫌儲」思想でしょう。時代は下って昭和→平成のバブルを終わらしたのも官僚の「嫌儲」です。そしてあの頃、一般公務員もバブルで浮かれる民間を憎んでいたと思います。高校時代に勉強もせずたいした大学に行ってないヤツらがバブルでいい思いしやがって、俺たちは規定の給与しかもらってないのに、みたいな考えを持つ人間は私の同級生にもいました。
そういうわけで「嫌儲」は骨がらみなのです。メディアはそういうことがわかっているので、ことさらに「トランプ当選で新NISA勢涙目~」と書き立てます(逆張りするメディアも当然あるが)。
が、繰り返しますが、投資はゼロサムではなくウィンウィンになっている。そうしたなか、「嫌儲」といったメンタリティからすべての人が脱する時期が来ているのではないかと思われます。そして、まあ断酒ブログ的に言えば、酒飲まないとそれがしやすいかと。
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