ワクチン副反応であらためて思いを馳せる、酒飲んだ翌日の朝の、あの「どうしようもなさ」。

酒やめて、1688日。

ワクチン接種完了の解放感が半端ない!

私事で恐縮ですが、てか個人ブログなので当たり前なのですが、今週の月曜日に2回目のワクチン接種に行ってきました。ついに無罪放免刑務所脱出てな気分です。この解放感たるやちょっとたとえようがないです。もうどこへでも行けるでーてな感じですね。行っていいのかどうか、よく分かりませんが。とりあえず2回接種のスタンプを切り取って財布に入れ水戸黄門の印籠にしようと思っております。

しかし繰り返しますが、トンネルを抜けた感を半端なく感じております。ありがたいことだと思いますよ。なんでも日本のワクチン接種の爆速ぶりは世界でも注目の的だそうで、それを取り上げてないのは日本のメディアだけです。いつものパターンですけれども。個人的には、とにかく「(ワクチン開発を)マッハでやれ!」と号令したトランプさんと、国民のためにワクチンをかき集めてくれた安倍さん&菅さん&河野さんに感謝です。

それはともかく副反応についてですが、誰にも訊かれちゃないのに書きますけれども、火曜日は副反応休みにして一日ダラダラ過ごし、とくに何ということもなかったのです。しかしその夜から熱が出始めて水曜日の朝が辛かったのですね。全身の関節痛が酷くまた倦怠感が被っていて頭痛もするといった状態でした。

水曜日は10時からオンラインでの打ち合わせがあったので――これも火曜日はワクチン副反応休みだからといって水曜日にしてもらったのですけれども――10時から、しかもオンラインという、社会常識からすればかなりハードルの低いものにもかかわらず、布団から出るのがもう嫌で嫌で仕方がなかったのです。このまま一生布団の中で過ごしたいという気分が横溢しておりました。オンラインといえども誰かに会って何かを話すということに対する抵抗感がとてつもなく大きかったのですね。

副反応が出た朝の「あの」感じは……!?

とにかくシャワーだけでも浴びようと思って這いつくばるようにして浴室に行って熱い湯を頭にかけていると、ある種の感慨にとらわれました。あー俺って飲んでた時は毎朝これだったよなあ、です。自宅でこれから出かけようという時も、出張先でもそうでした。

さて一昨日、齢若の友人が公務員試験合格した話をさせていただきましたが、彼は酒を控えめにして毎朝5時起きして勉強したのです。「控え目」というのがポイントで、若ければそれができるということです。

考えてみれば私だって20代の頃は、酒を飲んだ方が熟睡できて翌朝の目覚めがさわやか、みたいな感覚はありましたね。しかしそれも本当にいっときの「酒との蜜月」です。だんだん翌朝に酒が残るようになってきました。これは誰でも、飲酒量の多寡にかかわらず、年齢が行けばそうなっていくものだと思います。

そこからさらに飲み続けて破滅に向かう……と言ったら大げさですが社会生活になんらかのほころびをきたすか、飲むと翌朝つらいからという理由でなんとなく酒から離れていくか、多くの場合、この二択です。実際、もう飲まなくてもいいんだよという人も案外います、世の中には。「酒との蜜月」は誰にでもあるのかもしれませんが、それが終わった後どうするか、が問題です。

ともあれ、酒を飲んだ翌朝のどうしようもなさというのは、単に「二日酔いで頭いてー」みたいな、そういう話でもないのです。このあたりは医学的にも明らかになっているようですが、幸せ物質であるところのセロトニンが生成できない(肝臓が解毒で手一杯のため)がための偽鬱状態です。世の中と対峙する勇気がまったく出てこないのです(参考「酒飲んで酔っ払って、いったい何年分の「気力充実の朝」を失ってきたのだろうと、断酒した今、あらためて思いますよ」)。これはかなり質が悪いです。

で、久々にその偽鬱状態を、コロナワクチン副反応というかたちで水曜日の朝に味わったわけです。そしてあらためて思ったのは、こんなどうしようもない感じを、飲酒時代は毎朝抱えていたんだなあということです。いやーまったくもって烏滸の沙汰ですよ。もう二度と抱えたくないですけどね。そんな思いをコロナ副反応で新たにしたのでした。

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