酒飲んでいると、ライフプラン上のEXIT戦略が使えなくなるのが辛いよね。

酒やめて、2136日。

組織が一生を担保してくれないから、「自分」を大切にせねば!

一昨日、「酒やめてから、周りを変えようなどとはこれっぽっちも考えなくなりました」という話を、DUDAのコマーシャルを取り上げつつ書かせていただきました。

「会社や周りが変わるのを望むより」

「自分で次に進む方がたぶん近道だ」

というものです。

このCMですが、今年の初めから流しているものだったのですね。テレビがない生活をしているので、最近になってようやく知った次第ですが、要はライフプラン上の、なんというかEXIT戦略について言及していると考えていいと思います。よく使われるビジネスプランとしてのEXIT戦略とはちょっとニュアンスが異なり、「出口を見据える」というよりも「次行こう」に近いものかと。勝手な解釈ですが。

いやしかし、思えば遠くにきたものですよ。我々ジジイ世代が新入社員だった頃は、親や世間は「石の上にも3年」と言っていました。実際、私でも会社員3年やりましたし。でも今では、親であるところの私は、自分の子どもに、就職した会社がブラックだったらすぐ辞めなさいと言います。そういう親は多いのではないでしょうか。もう親が子に言うことが180度転換しているわけですよ。それだけ時代の移り変わりが速くて激しいのでしょう。恐ろしい時代に生きていると思いますよ。我々世代も子ども世代も。

ではなぜそうした「EXIT戦略」が必要かと言えば、

①終身雇用の崩壊や年金不全など、企業によって一生を担保する仕組みが機能しなくなっている。

②組織に頼ることができない時代にあっては、自分という資本を大事にすることがサバイバル条件になる。だから、合わない組織、変わらない組織で疲弊するわけにはいかない。

という理由になるかと思います。

本当はもう一つの理由として、③個人の組織に対する帰属意識が強いことが日本社会の強みであったけれども、そうしたことが大切となる仕事の大部分がIT化され、かつての日本型の強みが弱みになっていて、それが失われた30年を招いてしまった、ということも挙げられると思いますが、そんな大局的(?)なことを断酒ブログで言っても詮ないので、とりあえず③は措いておきます。

酒飲んでると「林遣都さん」になれんのよ

現在の社会状況を個人レベルに落とし込めば、①と②になります。

で、ここで出てくるのが、酒さんでありますよ。いや、まったくもって酒さんというところの者は、①と②に大きく関わりますよね。

①については、現状維持バイアスを助長し、逃げるべき時に逃げられなくしてしまう。どんなに合わない組織にいても、あるいは個人事業主の場合なら、置かれた状況に不合理があっても、仕事終わって酒が飲めれば、酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞおでいいじゃないかになってしまう。

②についてはもっと直接的で、酒の毒は物理的に脳にダメージを与える、すなわち自分資本を毀損します。

といった二つの観点から、人生におけるEXIT戦略、林遣都さん@DUDAのような「次行こう」という生き方と酒さんは相性が非常に悪いということが明らかになった次第であります。

カテゴリ別インデックスページはこちらです。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする