「酒と健康」あるいは「断酒と健康」には、もう一つの「補助線」がありまして。

酒やめて、3186日

検診は受けないほうがいい!?

一つ前のエントリで「「酒と健康」「断酒と健康」について思うところがあるので」を書かせていただきました。実は、さらにその先があり、ここでもう少し深掘りさせていただきたいと思います。

健康ということに関して、今の世の中、いろんな議論や意見があって、よく言われるのが「男性が組織でで定期健診を受ける機会が多くなって、男性と女性の平均寿命の差がさらに開いた」ですよね。こうしたことに、見出しで目を引くメディア戦略も絡まり、何が正しいのかわからないといったような状況であります。むろん、人それぞれの体質に拠る部分もおおいにあるでしょう。

さらに言えば――。これは個人的意見ですが、昨今のテレビコマーシャルを視ていると、健康食品の類はもちろんですが、漢方薬など薬事法下にあるものでも、かなり医学的に踏み込んでいますよね。そして、しばしば「?」な論を展開しています。グーグル先生は、医学情報についてはヒジョーに厳しいといいますが、じゃあオールドメディアはどうなんかいっ、という感じです。

さて、そのような情報が交錯する中、私が接したすべての医療関係者やあるいはメディアも含めて共通している意見が一つだけあって、それは「運動の効用」というものです。

運動は「絶対善」なのだった!

これについては、むりんしすぎは良くないでしょうけれども、しないほうが健康に良いという意見はさすがに聞いたことがありません。とにかくすべての医療関係者が運動の効用については口を揃えるところですので(参考「医療関係者の意見の最大公約数が導く「真実」とは?」)、真実に近いものと言えるでしょう。

また最近では、運動が脳を活性化することも知られてきており、つまり単に身体的な健康だけではなく、脳の能力向上という点でも着目されています。

ともあれ、運動は健康に関して、あるいは脳を含む能力向上ということについても「絶対善」に近いものである。そして、これを阻害するのが酒さんというところの者でありまして。

まず、飲酒は徹底的に時間を奪うので、運動する時間も奪われるという側面が大前提としてありますよね。

それ以上に重要なのは、やはり気力だと思うのですね。酒さんは当然のごとく、時間や経済力とともに気力も奪っていく。その「気力」のなかには、運動したい、運動しようというものも含まれます。

私は今、身体を動かしたいという、本能的な要求に駆られることが度々ありますが、これは、飲んでいた時代はついぞなかった感覚です。飲んでいた時代にいつも頭の中を占めていたのは「動きたい」ではなく「横になりたい」です。間逆です。

そうなのですよ。人間、身体を動かしたい欲みたいなものが本能に組み込まれている。こいつを封印してしまう。これが酒の怖さでもあります。

そして酒をやめるとこの本能が蘇り、むろんそれは健康にとって「絶対善」であるし、何よりも脳を含めた能力向上にもつながるということですよね。大リーグボール養成ギブスを外した星飛雄馬のごとく!

原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。

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