クッキングパパに見る「思えば遠くに来たものだ」な件。

酒やめて、1400日。

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就業中に飲酒できた時代もあったのだ!?

今日で断酒して1400日になります。いやーホント、思えば遠くに来たものですよ。ブログを始めて400日で、349本書き連ねることができました。

しかし飲酒時代のことを考えると、なんだか頭が痛くなります。酷い人生だったということもそうですが、物理的に、いつもぼーっとして頭がはっきりしてなかった感覚がよみがえってくるようで、もうあの頃、あの感覚には戻りたくないです。

さて、「思えば遠くに来たものだ」といえば、最近、クッキングパパ事件がありましたねー。Twitter上でも話題になっています。

要約すると、大昔、漫画『クッキングパパ』において、さらみの上に塩をてんこ盛りにして、それをウイスキーで流し込むという過激な飲み方(「内臓破壊飲み」)が紹介されたのですが、それが今になってネット上でやばいやろと話題になっている事件(?)です。

『クッキングパパ』に関しては初期の頃のものを読むと、今とはまったくコンプライアンスが異なる世界が描かれています。

主人公のクッキングパパである荒岩主任がノーヘルでミニバイクに乗ったり、あるいはその部下の田中君が外回りしていて就業時間中にどーしても我慢できずビールを飲んだり、です。しかしこのくだりは、私も当時(=飲酒時代)は、マジであーわかるわかるでしたねー! てか、たぶんそれを読んだ瞬間に触発されてビール飲んでいたと思います。

ただし、昔はそれが当たり前だったのですね。

というと、就業時間飲酒は当たり前じゃないやろーと言われそうですが、そんなこともないです。私の高校時代の友人の家が酒屋をやっていて、そこは店先で飲める仕様であり、その前にとある公的施設があったのですが、そこの職員、つまり公務員は就業時間中に飲みに来てましたもんね。我々薄汚い男子高校生一同は、それを憧れの目で見つつ、ああいう大人になりたいとマジで思ってました。その時点を起点にすると、さらに「遠くに来たもんだ」ですよ。

昔と今の落差は、タバコの場合、もっと大きいです。昔はみんな駅のホームで吸ってましたもんね。地下鉄の駅なんて冬はもう人いきれとタバコの煙で、5メートル先が見えないみたいな状態でしたよ。

東海道線の電車にしたところで「東京~平塚間禁煙」とありました。つまり平塚より先(以西)の区間では吸っていいんです。普通に電車の中に灰皿ありましたし。通勤電車で、ですよ。

まったくもって思えば遠くに来たものですよ。

そして今、それが酒の世界でも起ころうとしているということを断酒ブログ的には言いたいのであります。

不道徳指摘社会は断酒者にとって追い風になる!?

クッキングパパの件にしたって、こういう飲み方を漫画で推奨するのはいかがなものかということです。しかし漫画ですよ、漫画。これがコレクトされる……とまではいかなくても話題になっている世の中という現実を厳粛に受け止めたいと思います。

以前も書きましたが、コロナによって不道徳指摘社会が深化しています。でも実はこれは断酒者にとっては悪いことではないのですね。酒に対する世間の目が厳しくなり、だったらもう酒やめようかという人が増えると、つまり仲間が増えると、断酒継続がしやすくなります。酒の地位低下というのは明らかに追い風ですからね。

都合のいいことを言ってやがるなというムキもあるでしょうけれども、断酒ブログなのでそりゃ断酒者にとって都合のいいこと言いますよ( -`д-´)キリッ

で、さらに都合のいいことを言わせていただければ、こういう価値観は一瞬にして変わるということです(参考「タバコはダサくなった。ユニクロはイケてるようになった。酒は……、どうですか?」)。もしかしたら二年後ぐらいには、「まだ酒飲んでるのダセええええええええ」の世界になるかもしれませんし、それを期待して頑張っていきたいと思いますわ。

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