断酒が人生にとてつもないパワーをもたらす「構造」を勝手に分析してみると……。

酒やめて、3277日

支払い.comのコマーシャルに違和感を覚える理由

ちょっと前のエントリで「酒を飲んでいるのは、メガネをひたいに載せてメガネを探しているみたいなもんですね」といったことを取り上げさせていただきました。酒さんの怖さは、「酒を飲んでいる自分」が「自分(そのもの)」になってしまうことだとあらためて考えていたところ、支払い.com(ドットコム)という会社(システム)のコマーシャルに行き当たりました。

支払い.comは、中小・零細企業向けの金融支援です。通常、客先に請求書を発行すると、その支払いは1ヵ月後とか2ヶ月後になります。高額の場合は半年手形ということもありますよねそしてその支払いを待っている間にも、その仕事のために外注した支払いも発生しますし、法人ならば従業員の社会保険料支払いも生じる。そうした、手許の資金がショートしそうな事業主のために融資しましょうというものです。昔で言えば手形融資みたいなものですかね。それのカジュアル化(?)したもののように見えます。

私なども、半年手形をもらうケースが何度かありましたので、こういうのがあれば便利だなとは思います。

ただ、ですね。一方ではこのコマーシャルについては大きな違和感を覚えるのですよ。勝手に覚える違和感ではありますが、結構本質的な問題だとも思います。

「飲んでる自分」から「飲んでる」を切り離すと……

先に挙げたコマーシャルの動画をご覧いただければわかりますが、その内容はといえば、中小企業あるいは零細企業の社長さんが、今月、支払い厳しくてと飲み屋のママに愚痴をこぼすスタイルです。つまりこの社長さんは、現金が手許にあまりないのにもかかわらずスナックに飲みに来ているのです。

この辺、余計なお世話ながら、かなりストレンジな感じを受けます。先にリンクしたエントリで取り上げた、日高屋でレモンチューハイを飲んだと広言しながら借金を申し込む人間と同じです。

むろん、事業資金と個人の飲み代は別だよという向きもあるでしょうけれども、今の時代、なかなかそうもいかず、家計から事業資金に回わすケースも多いと思われ、だから、金がないのに飲むことのストレンジさが際立つわけです。

しかしこの広告を制作している側としては、あるいはそれを発注した支払い.comは、それはそれ、これはこれと考えているわけですよね。

そのベースには、冒頭にリンクしたエントリで触れた「酒を飲む自分が自分」というものがあるように思います。酒を飲む自分と自分が不可分の関係になっていて、それを切り離して考えられないわけです。この「感覚」は私もめっちゃ経験があるので、よーくわかります。

しかし、と、ここからが言いたいところなのですが、そこを無理くり切り離すことによって、驚くほどのパワーが生まれるのではないか。その「切り離す」作業とは、当然ながら断酒ですね。断酒というものはかなりの大事業であり、それだけにその効果も凄いと。

このことは、喩えとして適切かどうかはわかりませんが核分裂に似ています。核分裂も、切り離したくても切り離せない原子核を無理くり分離させるからめっちゃすごいエネルギーが出る(文系脳のざっくりな理解)。

「飲む自分が自分」の「飲む自分」と「自分」を切り離したときに生まれるエネルギーの大きさも、この「構造」で説明できるのではないかと考える次第であります。

原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。

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